鳥取大学医学部 循環器・内分泌代謝内科学分野(第一内科)

衣笠先生の論文がBMC Health Services Researchに掲載されました

Kinugasa et al.: Multidisciplinary intensive education in the hospital improves outcomes for hospitalized heart failure patients in a Japanese rural setting.

BMC Health Services Research2014 14:351.

http://www.biomedcentral.com/1472-6963/14/351

   衣笠先生の論文がBMC Health Services Researchに掲載されました。　

　今回掲載されました論文は衣笠先生が当科に帰局されてから中心になって取り組んでおられます心不全患者への多職種介入の効果を報告した論文です。介入以前と比べ、医学的介入、患者教育などの質の向上がみられ、その結果、退院後のイベント（１年以内の心不全再入院および全死亡）が有意に減少しました。様々な介入の中でも特に、チームによる教育介入が効果的であったことを報告しております。多職種介入の有効性は欧米では1990年台より報告されておりますが、日本でのエビデンスはほとんどなく、今後の心不全におけるチーム医療の重要性を支持する論文と考えられます。