衣笠先生のGNRIの論文がCirculation Journalにアクセプトされました

衣笠先生のGNRIの論文がCirculation Journalにアクセプトされました

 衣笠先生のGNRIに関しての論文が日本循環器学会雑誌 Circulation Journalにアクセプトされました。

Circulation Journal Vol.77, March 2013

Geriatric Nutritional Risk Index Predicts Functional Dependency and Mortality in Patients With Heart Failure With Preserved Ejection Fraction

 

Yoshiharu Kinugasa1)Masahiko Kato1)Shinobu Sugihara1)Masayuki Hirai1)Kensaku Yamada1)Kiyotaka Yanagihara1)Kazuhiro Yamamoto1)

 

1) Division of Cardiovascular Medicine, Department of Molecular Medicine and Therapeutics, Faculty of Medicine, Tottori University

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/circj/77/3/77_CJ-12-1091/_pdf

 

 

この論文は、高齢者の栄養指標であるGNRI(Geriatric Nutritional Risk Index)が拡張不全患者の身体活動度および予後の予測に有用であることを示した論文です。GNRI14.89×アルブミン値(g/dl)+41.7×BMI/22という計算式から求められる誰でも簡単に評価できる指標です。心不全患者ではこれまでアルブミンやBMIといった栄養の指標が予後予測に有用であることは報告されていましたが、この二つをくみあわせたGNRIはより優れた指標であることが本論文でしめされています。心不全患者の栄養評価方法はいまだ確立されておらず、今後GNRIが日常臨床で応用されることが期待されます。心不全グループでは心不全と栄養の関係について現在力をいれて研究しております。

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