大倉先生が日本糖尿病財団研究助成を受けました

大倉先生が日本糖尿病財団平成25年度ノバルティスファーマ研究助成交付対象者に選定されました。

研究課題は「人工膵臓によるグルコースクランプ試験とテストミールによる食事負荷試験を用いた新規インスリン抵抗性指標の開発」です。

日本糖尿病財団ホームページ

糖尿病財団2013年

この研究助成は臨床研究に対して送られる研究助成です。

糖尿病財団の研究助成はとても栄誉ある助成ですので、光栄な事です。

グルコースクランプ試験のインスリン抵抗性指標を空腹時採血のみで推定する指標の研究が評価されました。

通常2時間以上かかる検査が一回の採血のみで推定できるのは画期的と考えています。

日本人だとクランプをしてみると肥満が無くともインスリン抵抗性が認めます。

グルコースクランプ試験や食事負荷試験は研究目的だけにとどまらず、患者さんの病態を良く評価して、

良く考えて診療する、実臨床に直結した臨床研究と言えます。

血糖が高いからとりあえずインスリンを注射しておく、というような表面的な、対症療法的な治療ではなく、

どれだけインスリンが出ているか、効いているかをよく考えて治療を選択することにより、

なるべく経口剤で、少ない薬剤、インスリン注射で良好なコントロールを得ることができます。

これからもこの研究を続けて、本指標がより普遍的なものに発展させていきたいと思うとともに、

実臨床に生かせる臨床研究を進めていきたいと思います。

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