鳥取大学医学部 循環器・内分泌代謝内科学分野(第一内科)

ESC preventive cardiology 2024参加報告

2024年4月25日～27日にかけてESC preventive cardiology 2024がギリシャのアテネで開催されました。

大学院で研究を進めている心不全患者の骨格筋障害と細胞外水分比の関係について、現地で発表致しました。

アテネまでは飛行機を乗り継ぎ約1日かけての移動でしたが、当日は快晴でとても気持がよく、ポスター発表会場にもたくさんの参加者が集まり熱心な討議が交わされました。

座長の先生方をはじめ、発表中も、の前後もたくさんの方が質問に訪れ、国内の学会とはまた違った貴重な経験を積むことができました。

研究の良いところ・強みはどんどんほめてくださるし、逆にここはどうなっているの？と鋭い質問が飛ぶことも。

英語でのコミュニケーションは骨の折れるものですが、それまで発表を重ねてきた甲斐もあってか、何とか答えきることができました。

ESC preventive cardiology は日本でいうところの心臓リハビリテーション学会のような位置づけかと思いますが、特に心血管イベントの予防とその啓発に取り組む各国の熱い気持ちをもった先生方が集まるとても勢いのある学会に感じました。

心エコーと心肺運動負荷検査（CPX）を組み合わせた検査法のセッション（写真④）にはたくさんの人で立ち見も出ていました。

同行してくださった当院心リハチームの皆様と共に素晴らしい時間を過ごせたことに、改めて感謝を申し上げたいと思います。

文責　　中村研介

写真⓵　会場の入り口近く　賑わっています

写真②　ポスター会場もこの熱気！

写真③ポスタープレゼンテーションの様子

写真④ シンポジウム会場　開始前から続々と人が集まり、あっという間に満席に。

写真⑤　集合写真