ADA(American Diabetes Association)に参加しました

201565日から9日までアメリカボストンで行われたアメリカ糖尿病学会に参加しました。

ボストンは海と川がきれいな街です。

ADA看板チャールズ川

 今回は大倉の新規インスリン抵抗性指標のポスター発表で参加しました。
発表
面白かったのはインスリン抵抗性評価法のシンポジウムですが、演者の先生が
HOMA-IRはインスリン分泌能が大きく影響するから「wrong」だと連発していました。
日本の学会だとどうしても薬関係のセッションが多いですが、このように病態評価のシンポジウムがあるのがScientificADAの良いところだと思います。メイン会場 
この巨大な会場で会長講演とBantingBest賞という学会賞講演がありました。受賞講演では脂肪細胞と炎症反応、インスリン抵抗性の話がありました。肥満しても炎症やインスリン抵抗性が起こりやすい人と起こりにくい人がいますが、その一つのメカニズムとして脂肪細胞の線維化の程度の差があるという話でした。 

また、糖尿病教育分野での受賞講演も聞きましたが、姉妹が1型糖尿病の糖尿病療養指導師の方で、DCCTDPPなどのスタディに参加した患者さんの一人一人のデータや指導内容、家庭背景などをお話ししており、興味深い話でした。  

ボストンはシーフードが有名な街で、クラムチャウダー、ロブスター、オイスターなどが有名です。ロブスターは少し大味なエビという感じでしたが、フライドチキン風に揚げてあるオイスターがとてもおいしく、日本のカキフライより美味しいのに驚きました。
ロブスターカキフライ 
スーパーマーケットに行きましたが、肉の種類と大きさに驚かされました。

さらにケーキがホールで山積みに・・・

これだけのものを食べているとすぐに肥満、糖尿病になりますよね。
牛肉 鶏肉ケーキ
例年通り、時差で夜の23時に目が覚めて午後は動けなくなる毎日でしたが、これまででも一番良いADA参加となりました。
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