アメリカ糖尿病学会(ADA)に参加しました。

6月にアメリカ フィラデルフィアで開催された糖尿病学会のご報告です。
内分泌代謝内科 大倉毅

この度、6月7日から13日までの7日間、アメリカ フィラデルフィアにて開催された、アメリカ糖尿病学会(ADA: American Diabetes Association 72nd Scientific Sessions)へ参加させていただきました。
9日に当科で行っている、人工膵臓と食事負荷試験から得た新規インスリン抵抗性指標の研究でポスター発表を行いました。我々と同様に人工膵臓を研究している先生とディスカッションをする機会があり、大変勉強になりました。人工膵臓は世界的にも日本以外の国ではほとんど稼働しておらず、日本国内でも稼働しているのは数施設です。このため、この研究で世界に新しい情報を発信できればと考えています。
学会参加以外でもフィラデルフィア郊外にあるインスリンポンプの工場見学を行い、そこでインスリンポンプと持続血糖測定システムとを連動させたシステムを構築して、模擬人工膵臓として血糖変動の少ない治療を行うことなど、今後のインスリンポンプの展望について勉強し、アメリカの糖尿病は日本と比較して何年も先に行っていると感じ、非常に貴重な経験ができたと思います。フィラデルフィアはアメリカ独立宣言の街、映画ロッキーの撮影地であり、また、芸術で有名な街です。市内の様々な史跡も観光し、名物のフィラデルフィアチーズステーキを味わいました。美味しいのですが、とても高カロリーな食べ物で、アメリカ人のパワーを感じると共に、欧米人と日本人の糖尿病の病態は違う、と強く感じた食べ物でもありました。
今回、藤岡先生と参加しましたが、若い先生方にはADAに参加する機会を持ってもらえたらと思います。


フィラデルフィアコンベンションセンターにて ポスター発表
フィラデルフィアコンベンションセンターにて ポスター発表
フィラデルフィア名物 チーズステーキ(チーズと牛肉の炒め物のホットドック) 

ロッキーの銅像

ロッキーの銅像

フィラデルフィア名物 チーズステーキ(チーズと牛肉の炒め物のホットドック) 
船上レストラン 
船上レストラン 
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