大倉毅先生のインスリン抵抗性の論文がDiabetologiaに掲載されました

ヨーロッパ糖尿病学会誌Diabetologiaに大倉毅先生のインスリン抵抗性の研究論文が掲載されました。

Okura T, Ito Y, Anno M, Endo S, Kitao S, Nakamura R, Matsumoto K, Shoji K, Okura H, Matsuzawa K, Izawa S, Ichihara Y, Ueta E, Kato M, Imamura T, Taniguchi S, Yamamoto K.
Postprandial fatty acid-binding protein 4 is associated with muscle insulin resistance. Diabetologia. 2024.

https://link.springer.com/article/10.1007/s00125-024-06222-4



これは脂肪酸結合蛋白のFABP4が食後高いとグルコースクランプ法によるインスリン抵抗性が強いという臨床研究と、マウスの筋細胞のインスリンシグナルをFABP4が抑制するという基礎研究を合わせた論文です。

FABP4は体脂肪量と強く相関し、2型糖尿病では特に食後高値を示し、インスリン抵抗性と強く相関していました。

FABP4はインスリン抵抗性のマーカー、治療標的となると考えられます。

Diabetologiaは糖尿病関連の雑誌では上位の雑誌で、Impact Factorは今年も8.4、高いと10を超えます。

今後さらなる研究の発展が期待されます。


図 FABP4とインスリン抵抗性の関連 (Diabetologia 2024より改変)

FABP4

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