診療科 | 消化器外科 |
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英語術式名 | Rob-LAR(Robot assist low anterior resection), Rob-ISR(Robot assist intersphincteric resection), Rob-APR(Robot assist abdominoperineal) |
保険適用 | 有 |
適応 | 直腸癌 |
手ブレ防止機能による繊細で確実な手術操作に加え、鉗子の先端が曲がる多関節機能により、腹腔鏡では難しい操作もロボット手術では術者のストレスなく操作が行えることもあります。また、3Dシステムによる微細な解剖の把握が可能であること、カメラも術者がコントロールすることで安定したカメラワークも可能となったことも、ロボット手術のメリットと言えます。これらのメリットにより、狭い骨盤内でも精緻な手術を行うことができ、骨盤内の神経損傷が最小限に抑えることができると考えられます。それにより直腸がん手術の合併症である排尿障害、性機能障害を最小限にとどめる可能性があります。
また、当院で2019年1月から導入された最新のダビンチXiは様々な機能を搭載しており、特にロボットが以前と比べてスリムになったため、手術操作に幅ができ、骨盤の深部でも問題なく精緻な操作が可能となっています。
肛門に近い直腸がんに対する肛門温存に積極的に取り組んでいます。また、直腸がんは骨盤内の再発が多いと言われていますが、当科では下部直腸がんに対して術前に放射線治療を行っており、骨盤内の再発を抑える工夫をしています。放射線による術前治療とロボット手術を組み合わせ、局所の再発をできる限り少なくするような直腸がん治療を当科では目指しています。
保険適用年月: 平成30年4月