診療科 |
泌尿器科 |
英語術式名 |
RARP(Robot-assisted radical prostatectomy) |
保険適用 |
有 |
適応 |
前立腺癌 |
術式の概要
トロカーと言われる筒を計6本下腹部に挿入(図1)。
ここで掲載している動画は、実際の手術映像となります。このような動画や写真で、気分が悪くなる可能性のある方は、お気をつけください。
- 前立腺と膀胱の切断
- 精嚢の剥離
- 前立腺と直腸の間の剥離
- 前立腺両側の血管系の処理、切断
- 尿道や前立腺の上方を走行する陰茎背静脈の処理、切断
- 動画は前立腺尿道移行部をロボットを用いて拡大明視野にて切断しているところです。【動画】
- 尿道断端と膀胱の吻合
- リンパ節郭清
- 前立腺や精嚢、リンパ節の回収
- 閉創
長所・患者のメリット
- 自由度の高い手術用鉗子や3次元画像により,繊細で安全な手術操作が可能。
- 従来の術式と比較し,骨盤腔の深部で行う癌の制御とともに機能温存(尿禁制、性機能)も達成しやすくなった。
- 術中出血量減少、術後早期回復が期待できる。
泌尿器科の特徴
術後尿失禁や勃起機能に関与すると考えられている陰茎海綿体神経の温存術式を4通りに分けて, 患者様の癌の進行度や癌の局在に応じて,最適な術式を選択して手術を実施しております(図3)。
保険適用年月: 平成28年4月