診療科 |
泌尿器科 |
英語術式名 |
RAPN(Robot-assisted partial nephrectomy) |
保険適用 |
有 |
適応 |
腎腫瘍 |
術式の概要
側臥位にてダビンチをドッキングし、ロボット手術開始(図1)。
ここで掲載している動画は、実際の手術映像となります。このような動画や写真で、気分が悪くなる可能性のある方は、お気をつけください。
- 腎周囲の脂肪織から腎を剥離して,腎動静脈を露出
- 術中エコーにて腫瘍部の深さや大きさを確認
- 専用のクリップによる腎動脈の一時的な阻血
- OsiriXを用いた術中ナビゲーションシステムを用い、腎動脈の超選択的な阻血を行い、腎部分切除を行っています。(図2)【動画】
- 摘出された腫瘍の回収
- 腎切除部分の縫合
- 腎動脈にかけたクリップをはずして阻血を解除
- 閉創
長所・患者のメリット
- 自由度の高い手術用鉗子や3次元画像により,繊細で安全な手術操作が可能。
- 術中出血量減少、阻血時間の短縮,術後早期回復が期待できる。
泌尿器科の特徴
高性能な医用画像解析アプリである「OsiriX」を術中ナビゲーションシステムとして用い、super selectiveな阻血を試みています(図3)。手術時に術者の映像と同期することで、従来では不可能であった、腫瘍へ栄養する血管のみの阻血が可能となり、術後の腎機能温存の一助となることが期待されています。
保険適用年月: 平成28年4月