診療科 |
泌尿器科 |
英語術式名 |
RALP(Robot-assisted laparoscopic pyeloplasty) |
保険適用 |
有 |
適応 |
腎盂尿管移行部狭窄症 |
原因
- 内因性狭窄
- 腎盂尿管移行部の内腔の狭窄
- 乳児先天性水腎症に多い
- 腎盂尿管移行部付着異常(High insertion)
- 発生異常
- 腎盂尿管移行部が高位となり、尿流抵抗が増大
- 外因性狭窄
図1 腎盂尿管移行部狭窄症の原因(Campbell-Walsh Urologyより引用)
術式の概要
側臥位にてダビンチをドッキングし、ロボット手術開始(図2)
図2 手術時の体位(左側の場合)
ここで掲載している動画は、実際の手術映像となります。このような動画や写真で、気分が悪くなる可能性のある方は、お気をつけください。
- 腹腔内を観察して、腎盂尿管を露出
- 狭窄している尿管や圧排している血管などを把握
- 腎臓を栄養している血管は可能な限り温存し、尿管を切除し、余剰な腎盂粘膜は摘除する
- 尿管ステントを留置して、腎盂と尿管を縫合する(図3)【動画】
- 閉創
図3 手術の流れ(Campbell-Walsh Urologyより引用)
長所・患者のメリット
自由度の高い手術用鉗子や3次元画像により,繊細で安全な手術操作が可能。
術中出血量減少、阻血時間の短縮,術後早期回復が期待できる。
保険適用年月: 令和2年4月