BRCA遺伝子検査について
従来、BRCA遺伝子検査は再発または転移性乳がん患者さんおよび初発進行性卵巣癌患者さんにのみ健康保険が使えましたが、令和2年度の診療報酬改定により、保険診療内でBRCA遺伝子検査を実施できる対象者が拡大されました。
鳥取大学医学部附属病院遺伝子診療科では、BRCA遺伝子検査と、BRCA遺伝子検査前後の遺伝カウンセリングを実施しております。
BRCA遺伝子検査の結果は、薬剤選択や手術方式の選択、今後の健康管理に役立つ情報となる可能性があります。陽性であった場合には「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」であることが確定し、血縁者への影響が明らかになります。
遺伝子診療科の遺伝カウンセリングにて、本検査の特徴や検査を受ける前に知ってほしいこと、考えておくことについてお話し、
検査を受けるかどうかを一緒に考え、患者さんの意思決定をサポートいたします。
費用の詳細は、費用についてをご覧ください。
検査は血液を用いて、BRCA遺伝子に変異があるかどうかを調べます。
遺伝性乳がん卵巣がん症候群の詳細については、こちらをご覧ください。