病院長あいさつ

鳥取大学医学部附属病院のホームページにようこそいらっしゃいました。病院長よりご挨拶申し上げます。

病院長2021写真

患者さんと共につくるトップブランド病院

鳥取大学医学部附属病院のホームページにようこそ。
病院長の原田省です。このたび、病院理念を新しく「地域と歩む高度医療の実践」としました。

高度医療の実践

本院は大学病院、特定機能病院として、これまでに育成した人材、整備してきた設備や機能を十分に発揮し、高度で先進的な医療を安全に提供していくため日々努力をしております。そして、医学の先進的な研究と心のこもった教育を推進して、未来につながる医学の発展と医療人の育成に努めております。

当院の高度医療の実践で一番にご紹介したいのは、ロボット手術です。ちょうど10年前、全国に先駆けてロボット手術を導入しました。その際に設立した低侵襲外科センターにおいては、全外科系診療科と麻酔科、そして看護師、臨床工学技士、事務職員が垣根なく連携して、未知の新技術であったロボット手術を安全に実施できる体制を作り上げました。のべ手術症例数は1500を超えて、心臓弁膜症の手術にも応用されています。

低侵襲外科センターの成功は、真のチーム医療が芽生えた出来事で、その経験が他の領域や診療科でも活かされています。今一度、理念に掲げ、チーム医療に根差した高度医療の実践に職員一同、邁進してまいります。

地域とのつながり

これまで本院では、患者さんの声を真摯に受けとめて病院運営に取り入れてまいりました。ご意見が最も多かった外来待ち時間の短縮に向けては、2年間をかけて、立体駐車場の整備、外来看護体制の見直し、医師事務作業補助者の増員、外来呼び出しシステム「とりりんりん」の開発などを行ってまいりました。

受け身だけではなく、積極的に患者さんの声を聞いてくために病院モニター会議を設置して、様々な角度からご意見を伺っております。本年中には外来玄関前に、1階に薬局、コンビニ、バス待合、2階に多目的ホール、3階に患者さん家族も利用できるゲストハウスを備えた複合施設が完成します。より一層の患者さんの利便性を図ってまいります。

地域の診療所や医療機関との連携をスムースに行うことが、地域包括ケアシステムの構築のための基盤です。病院レベルでは、米子市の急性期4病院との連携協定を結びました。これは、救急、外来、検査などの機能分担や連携を図ることで各病院の役割を明確にして医療資源を有効に使うためです。この協定を活かすためには、受診先を選ぶ患者さんの協力が最も重要であることもご理解いただきたいと存じます。現場レベルでは、実際の患者さんの移動に関わる20医療機関の入退院センター担当者会議を定期開催して、顔の見える関係の構築に努めております。

本院は、これまでも地域に開かれた病院を目指してまいりましたが、まだまだ受け身の姿勢であり、待ちの体制であったと自覚しております。これからは、患者サービスや地域とのつながりをより積極的に求めていきたいと考えます。

 

とり大病院の未来

さて本院は、病棟建設以来30年を経過して、老朽化やスペース不足に悩まされております。そこで、本年から10年先を見据え、新病院開発に向けて準備を始めます。新病院は、次世代型病院(スマートホスピタル)を目指します。すなわちハードからソフト、全ての面において、A IやICT(情報通信技術)をはじめ、あらゆる最先端の技術を取り入れ、これまでとは違う、新たな医療のあり方を模索し、提供していきたいと考えております。

すでに院内では「スマートホスピタル」に関する勉強会を始めました。出てきたアイデアや提案を実証的に研究開発しながら取り組んでいく予定です。令和3年3月1日には、米子市と連携協定を結びました。新病院開発が米子のまちづくりにも貢献できるよう、米子市と密接に協力して進めてまいります。

鳥取・島根の中心に位置する米子市に、山陰のランドマークとなる地域に愛される病院を創りたいと考えます。新病院は、患者さん、職員、地域の皆様と共に作っていきます。どうぞ皆様、ご指導ならびにご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。


鳥取大学医学部附属病院長 原田 省