病院長あいさつ

鳥取大学医学部附属病院のホームページにようこそいらっしゃいました。病院長よりご挨拶申し上げます。

原田病院長H30

地域とつながるトップブランド病院を目指して 

 私どもは、本院の理念である「健康の喜びの共有」にもとづき、質の高い医療の提供と臨床研究の推進、優れた医療人の養成を使命とし日々努力をしています。特定機能病院として、高度先進的な医療を提供するとともに、地域医療への貢献、最後の砦としての役割を担っています。
また1,800人以上の職員が働く地域最大の企業でもあり、地域活性化の一翼を担い、医工・産学連携による医療機器等の共同開発や商品化に取り組んでいます。

身近に先端医療を

本院は、地域の皆様がこの地で先端医療が受けられるよう新たな治療法や医療技術を積極的に取り入れています。内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」の導入をきっかけに、診療科の垣根をなくした「低侵襲外科センター」を2011年に設置しました。センターを通じた各職種のスムーズな連携で安全安心な手術を提供しています。2019年1月からダビンチXiとXの2台体制で、心臓血管外科を含めた6診療科のロボット手術ができるようになりました。手術件数は2019年6月に1,000例に達するなど全国トップクラスを誇っています。
その他にも、心臓疾患におけるTAVI手術やカテーテル治療、先進内視鏡治療、がんゲノム医療など先端医療を導入しています。

 

救急医療の最後の砦

本院は、あらゆる領域の重篤な救急患者に24時間体制で医療を提供する、いわば地域における“救急医療の最後の砦”としての責務を担っています。2013年にドクターカーを導入し、2018年には本院を基地病院とする鳥取県ドクターヘリの運航が開始されました。医師、看護師が同乗するドクターヘリにより、早期の医療介入や搬送時間の短縮が図られ、救命率の向上、後遺症の軽減、医療資源の少ない山間部における救急医療体制の維持につながっています。
また災害拠点病院として傷病者の受入れや広域搬送への対応、DMATの派遣など広域の救急医療体制の充実に努めています。

 

モデルとなる医療・介護連携体制を作る

地域医療構想のもと地域包括ケアシステムの構築には、医療・介護・行政等とのより緊密な連携と医療資源の有効活用が必要です。本院は、患者さんがこの地域において、切れ目なくスムーズに医療・介護・福祉サービスを得られるような体制を作っていきたいと考えています。病病連携については、米子市内の3つの病院に働きかけ2018年に連携協定を締結しました。さらに2019年には、近隣20医療機関による入退院センター担当者会議を開始しました。これにより各施設が持っている「強み」の機能を明確にし、共有、補完し合うことで県境や枠にとらわれない横断的なネットワークを作り上げたいと考えております。

 

患者さん、職員にやさしい病院でありたい

本院は、受診・入院患者さんに最適な医療を提供するとともに、癒しや人の温かさを感じていただけるよう患者サービスに力を入れています。特に多くのご意見をいただいている「待ち時間」に対し、2018年に「外来待ち時間対策ワーキング」を立上げ取り組みました。

外来看護師の体制見直しや増員、医師業務のタスクシフト、立体駐車場の増設、ドクターズクラーク・外来クラーク等の雇用に関し、常勤として働ける制度を導入、そして待ち時間を有効活用できる患者呼出しアプリ「とりりんりん」を開発しました。引き続き、採血待ち時間の短縮や待合環境の整備などに取り組んでいきます。
また無機質に感じられる病院をアートの力で癒しの空間に変えようと壁画アートやギャラリー展示を行なっています。
職員に対しては、一人ひとりが能力発揮できる職場となるために、働きやすさを追求しています。病児保育機能の拡充、職員食堂の新設をはじめ、ワークライフバランス支援に取組んでいます。そして職員の接遇向上のために“スマイルアップウィーク”を実施するなどコミュニケーション力についての研修を行い、日々の業務に役立てています。

私どもは、これからも地域とつながることを第一に、病院をあげて改革を行ってまいります。そして本院ならではのチーム力で大学病院としての役割を果たしていく所存です。より一層のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。



鳥取大学医学部附属病院長 原田 省