2023-12-20
第9回新生児看護実践報告会を開催します(令和6年2月10日開催)
本センターの重要な機能は、他の医療機関から患者様の救急搬送を受け入れて治療を行うことです。母胎・胎児部門は主として、早産児・低出生体重児の出産が予想される場合等、他の医療機関の医師が搬送を必要とした患者様を受け入れます。また新生児部門は、低出生体重児に加えて、呼吸、循環、神経症状・腹部症状、黄疸、重症仮死等の症状により、他の医療機関の医師が搬送を必要とした患者様を受け入れます。また、当センターでは産科や新生児科だけでなく、脳神経小児科、小児外科など、種々の専門家の協力を得て、如何なる合併症を持つ妊婦さんでも妊娠中から産後まで、そして最重要の新生児ケアを「総合的」に行うことができる医療施設を目指します。 平成21年度からは文部科学省の周産期医療に関わる専門的スタッフの養成事業に採択され、専門スタッフの養成、勤務支援に積極的に取り組んでいます。 |
センター長 難波 範行 |
母体・胎児を専門とする医師が勤務し、24時間、重症のハイリスク妊産婦の救急受け入れを行っています。内科、外科、麻酔科精神科などの専門科の協力を得て、いかなる合併症を有する症例にも妊娠中から産後までケアを行うことができる第三次医療施設です。なお、第一次、二次医療の必要な患者さんに対しては隣接する一般産科病棟で対応しています。
新生児部門は新生児集中治療室(NICU)12床、回復期病床(GCU)15床の27床を有し、早産低出生体重児、呼吸障害、新生児黄疸、ショック、先天性心疾患、新生児仮死、先天奇形など新生児期にみられるあらゆる疾患の管理を行っています。NICUには重症新生児用人工呼吸器、保育器、集中管理が可能な呼吸心拍モニター、超音波診断装置、呼吸機能検査機器などが供えられ、24時間体制で呼吸管理、循環管理を中心とした集中治療が行われています。当部門は母体・胎児部門や地域の周産期医療機関と緊密に連携し、母体搬送された院内出生児例や院外出生の新生児搬送例に対応しています。また、症例に応じて女性診療科、脳神経小児科、小児外科など他科の協力を得て診療を行っています。