下垂体手術
間脳下垂体腫瘍
下垂体腺腫をはじめとするトルコ鞍部病変に対して経蝶形骨洞手術を全例,経鼻孔で行っています.それにより,従来の口唇下粘膜を切開する方法と比べて,口周囲の腫れや痺れなどの術後合併症がなく,患者さんの負担が軽減しているようです.また,神経内視鏡を併用(内視鏡下経鼻孔的下垂体手術)し,顕微鏡手術の死角を観察することで手術成績の向上をはかっています.
担当医 黒崎は1999年5月から2000年4月までの1年間,ドイツ連邦共和国ハンブルク大学脳神経外科DK.Luedecke教授のもとで研鑚を積み,約150例の経鼻的手術を経験しております.その経験を活かして,現在は年間10-15例の経鼻的経蝶形骨洞手術を行っています.毎週金曜日午前中に下垂体外来(予約制)を担当しておりますので,間脳下垂体疾患でお悩みの患者さん,あるいは患者さんをお持ちの先生方は,いつでもご連絡頂ければ幸いです.また,遠方の方はTEL,FAX,E-mail等,何でも結構ですので,お気軽にご相談ください.