内分泌代謝疾患
内分泌疾患
当科では最先端の医療機器・エビデンスに基づく診断・治療を心がけています。内分泌疾患では内科的診断・治療のみならず、外科手術での管理も重要ですが、病院内の連携は非常に充実しており、患者さんが安全に安心して手術を受けて頂けます。
甲状腺疾患:
外来診療では年間約600件の甲状腺超音波検査、約100件の甲状腺穿刺吸引細胞診を行っています。的確に診断を行い、頭頸部外科、内分泌外科における手術を円滑に行えるようにしております。
入院治療では鳥取県内では当科しかできない甲状腺眼症の治療、バセドウ病放射性ヨード内用療法を行っています。バセドウ病眼症の治療は最新のエビデンス、ガイドラインに基づき、ステロイド治療、放射線治療を併用して行い、良好な治療効果を上げています。また抗甲状腺薬で難治な方には、最新のエビデンスに基づき放射性ヨード内用療法や手術など確実に病気をコントロールできる治療方法を提案しています。
下垂体疾患・副腎疾患:
下垂体および副腎疾患の入院患者においても、詳細な手術適応の検討の後、脳神経外科や泌尿器科と連携して周術期の管理も行っています。内分泌検査は他科・他職種との連携が重要になりますがクリニカルパスを活用し、短期に効率よく内分泌検査入院が行えるようにしております。原発性アルドステロン症の手術適応を判断するために行う副腎静脈サンプリングをはじめとする高度な技術を要する検査も放射線科をはじめとする診療科連携の元、多数実施しております。