循環器生理

安静心電図

胸と手首、足首に電極を装着し、心臓からの電気信号を見ることによって、心臓の大きさや向き、不整脈などを調べる検査です。患者さんは仰向けで寝てもらい電極を装着し、波形の記録まで2~3分程度で終わるとても簡便な検査です。

また、ポータブル心電計による病棟への往診検査も行っています。



ホルター心電図

小型の心電計を24時間装着し、日常生活中の心電図波形を記録する検査です。電極の取り付けは5分程度で終わり、次の日に取り外しを行います。検査技師が波形の解析を行い、診療科に結果を返しています。また、30分ごとに血圧を測定する、血圧計付きのホルター心電図もあります。



心臓超音波検査

超音波画像を用い、心臓の大きさや動き、血流を見ることによって、心筋梗塞などの虚血性心疾患、弁膜症、心筋症などといった疾患の検索や心臓の収縮能、拡張能などを含めた心機能の評価を行います。

患者さんには左向きに寝てもらい、胸にゼリーをつけて検査をします。

検査時間は20分程度です。



トレッドミル運動負荷試験

運動時の心電図、血圧を同時に測定することによって、心臓の機能や運動耐応能を調べる検査です。

患者さんには運動着に着替えていただき、心電図の電極と血圧計を装着した状態でベルトコンベアの上を歩いてもらいます。一定時間ごとにベルトの速度と傾斜を上げて負荷を増やしていきます。

検査は、循環器内科の医師と、臨床検査技師で行っており、20~30分程度かかります。