世界早産児デー

11月17日の世界早産児デーは、早く生まれた赤ちゃんたちとそのご家族が抱える課題や負担に対する意識を高めることを目的に制定されました。
早産児のお母さんがドイツで立ち上げたヨーロッパNICU家族会が2008年にキャンペーンを始め、世界中の家族会の協力でグローバルなムーブメントとして広がりました。

世界中のNICUでは、この日にあわせて医療スタッフがモチーフの靴下を使った飾り付けをし、シンボルカラーの紫色を身にまとうことで、赤ちゃんと家族を応援する気持ちを表します。また、社会へ向けたメッセージとして世界各地のモニュメントが紫色にライトアップされます。子どもたちとご家族が生涯にわたって健康に、そして心豊かに過ごせる社会をつくっていきましょう。

2023年の世界早産児デーのスローガンは、下記の通りです。

『小さな一歩 大きな影響
すべての赤ちゃんに生まれたときから肌と肌のふれあいを』

鳥取大学医学部附属病院NICU・GCUでも、世界早産児デーに合わせて外来1階の展示ブースにNICUで過ごす赤ちゃんたちを知ってもらうためのポスター展示を行いました。

鳥取リトルベビーサークル~cuddle~さんの写真を一緒に展示させていただきました。

子宮内の赤ちゃんのこと、生まれてすぐの赤ちゃんの特徴、
10カ月で生まれた赤ちゃんと、早く生まれた赤ちゃんの違いを説明しています。

いま入院NICU・GCUに入院しておられる赤ちゃんとご家族に協力していただき、
NICU・GCUで赤ちゃんとご家族がどのように過ごしているのか、紹介しました。

カンガルーファミリーの会のご家族とともに作成したメッセージボードを、
たくさんの方に見ていただくことができました。

500gの赤ちゃん、1500gの赤ちゃん、2500gの赤ちゃんの等身大人形を作成しました。
オムツや、血圧を測るマンシェットなど、赤ちゃんの大きさに合わせたサイズがあります。
実際に触れてもらい、大きさを体感していただくことができました。