高気圧酸素治療の適応疾患

疾患により上限治療回数が10回と30回に分かれます.

1.減圧症又は空気塞栓に対して、発症後1か月以内に行う場合に、一連につき7回を限度とする.

2.次の疾患に対して行う場合に、一連につき 10 回を限度とする.

ア 急性一酸化炭素中毒その他のガス中毒(間歇型を含む.)

イ 重症軟部組織感染症(ガス壊疽、壊死性筋膜炎)又は頭蓋内膿瘍

ウ 急性末梢血管障害

(イ) 重症の熱傷又は凍傷

(ロ) 広汎挫傷又は中等度以上の血管断裂を伴う末梢血管障害

(ハ) コンパートメント症候群又は圧挫症候群

エ 脳梗塞

オ 重症頭部外傷後若しくは開頭術後の意識障害又は脳浮腫

カ 重症の低酸素脳症

キ 腸閉塞

 

3.次の疾患に対して行う場合に、一連につき 30 回を限度とする.

ア 網膜動脈閉塞症

イ 突発性難聴

ウ 放射線又は抗癌剤治療と併用される悪性腫瘍

エ 難治性潰瘍を伴う末梢循環障害

オ 皮膚移植

カ 脊髄神経疾患

キ 骨髄炎又は放射線障害