高次感染症センター

高次感染症センターは既存の診療科では対応が困難な特定感染症(二類感染症など)の外来診療を担当し、鳥取県とその周辺地域における感染症診療の向上を目指している。また陰圧環境での診療が可能な診察室を4室有しており、インフルエンザや結核など飛沫・空気感染症が疑われた場合の診療に活用されている。

特に令和2年以降の新型コロナウイルス感染症の蔓延に際しては、疑い症例の診療やPCR検体採取のため当施設を活用している状況である。

また令和4年5月、トリアージセンターが開設された。本センターは感染症流行時に罹患の有無を判断するための問診や検査のための待合場所として使用する他、自然災害や大規模事故などの緊急時のトリアージ場所としても使用できるスペースを有しており、新型コロナスクリーニングPCR検査実施者の受け付けや待合スペースとして、またドライブスルー検体採取場所として活用された。

令和4年度高次感染症センター使用実績:623件/年

内訳:呼吸器・膠原病内科(141件)、小児科・脳神経小児科(68件)、感染症内科(64件)、消化器・腎臓内科(46件)、循環器内科(35件)、泌尿器科(27件)、消化器外科(24件)、頭頸部診療科群(22件)、脳神経内科(20件)、眼科(20件)、血液・腫瘍内科(20件)、心臓血管外科(17件)、形成外科(16件)、女性診療科群(15件)、皮膚科(13件)、乳腺外科(12件)、整形外科(12件)、総合診療外来(11件)、呼吸器外科(9件)、脳神経外科 (8件)、歯科口腔外科(7件)、放射線科(6件)、救急科(5件)、遺伝子診療科(3件)、精神科(2件)

文費 中本成紀