医療情報部

医療情報部は、2002年から電子カルテシステムを稼働させ、多くの診療システムを導入・運用してきました。また、各医療機関に蓄積された診療データを医療者同士で共有するための地域医療連携システム「おしどりネット」や、スマートフォンを活用した診療案内・呼出アプリ「とりりんりん」といった情報提供基盤を構築しています。これらのシステムは、ヘルスデータを継続的に収集・保管することを実現します。それらのデータを研究者が評価・分析することによって、新しいエビデンスの発見や人工知能の開発が実現できます。新しい知見は、医師の診断材料となるだけでなく、モバイル端末を通して生活習慣病の予防や、個々の患者さんの状態にあわせた専門的医療として提供されます。このような医療情報のデータ活用サイクルを進めるためには、医療と情報処理技術、社会制度の理解に加えて、患者さんや医療者の視点に立ったインターフェースの設計開発と、診療データを分析する医療者の知識と経験が重要となります。我々の部門は、未来のデジタルを活用した医療の実現のためリアルワールドデータの活用を目的として活動しております。

(令和4年4月1日~令和5年3月31日)における主な活動状況等

  • 病院情報システムの運営管理
  • 米子市ヘルスケアプラットフォーム事業の参画
  • 医療情報システムに関する研究活動