ワークライフバランス支援センター
当院ワークライフバランス支援センターは、平成22年4月に設置されました。
難波範行センター長以下、大羽沢子副センター長、事務スタッフ2名が、「誰もが恩恵を受け、多様性が尊重され、現在だけでなく一生を見据えた働き方・生き方」の実現を目指し、(1)働きやすさ支援,(2)メンタルヘルス支援,(3)キャリア継続支援,(4)モニタリング の4つの軸を基本方針に活動を展開しています。
令和3年度の事業内容
働きやすさ支援
- 新規採用者オリエンテーション
新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった代わりに、対象者に院内便で当センターの活動に関する資料を送付しました。
- 図書の貸出
ワークライフバランス、精神衛生、生活の知恵等に関連する本の貸し出しを行いました。これまでセンター内に配置していた本棚を廊下に移動したことで、職員のみなさまに観覧していただく機会が増え、貸出件数は120件にのぼりました。
- Tomorrow通信
vol.113~124を発行し、利用できる制度の案内,センターの取り組みの案内等について情報発信しました。裏面には副センター長編集の記事を掲載しています。
- WLBカレンダー配付
職員のためのサービス情報を月ごとのイベントと併せて確認できる「WLBカレンダー」を発行しました。 2022年版は、職員が撮影した写真を掲載しました。
- マタニティユニフォーム貸出
平成26年度から始めた医師,コメディカル職員を対象としたマタニティユニフォームの支給(レンタル)を引き続き実施しました。医師の要望を受け、これまでの白衣タイプだけではなく、スクラブもレンタルできるようにし、令和3年度は4件(白衣3件、スクラブ1件)の貸出がありました。
- ハッピー子育て交流会
令和3年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、会場での開催は中止となりましたが、産休・育休中・復帰後の全職員を対象に情報提供としてメールにて資料や質問募集を行いました。(WEBでの相談:1件)
- 仕事と育児の両立応援補助事業
勤務中に民間保育サービスを利用した場合に、その保育料を補助する制度、「仕事と育児の両立応援補助事業」の申請窓口として取りまとめを行いました。令和3年度は、申請要件の緩和に伴い利用件数も増加し、計743件の利用がありました。
- 院内病児保育室とりっこハウス
平成30年8月に開所した院内病児保育室とりっこハウスの利用登録の受付を行いました。
病児保育室とりっこハウス 登録・利用実績(令和3年4月~令和4年3月)
令和3年度は361件(医師183件、看護師159件、その他メディカルスタッフ16件、事務職3件)の利用がありました。
メンタルヘルス支援
相談件数(令和3年4月~令和4年3月)
- 新規採用者等面談
令和3年度内の採用者・異動者・昇任者112名に心理相談員との面談を行いました(前期:7~10月,後期:10月~12月)。昨年度より継続して、希望する医師・歯科医師も対象とし、全職種に対して実施いたしました。(医師・歯科医師:6名)
- 各種研修会
各部署への出張支援を継続し、心理的安全に関する研修会などを行いました。大羽心理師が看護部主催の新人看護師を対象とした研修会の講師として、講演を行いました(7/15)。また、ティーチングを対象にした講演(11/29)や、プリセプター育成研修も行いました(3/7)。
キャリア継続支援
- 医師キャリア継続プログラム/「鳥取県医師復帰支援システム」
離職した医師の職場復帰を支援する本プログラム・本システムを引き続き継続しました。利用について1件の相談がありました。
- リフレッシュルーム
女性医師支援事業の一環でリフレッシュルームを改装しました。
- SDG`s世代ドクター子育てCafé
令和3年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、実施できませんでした。
- キャリア教育
卒後臨床研修センターと共催で、医学科1年生(5/28)と医学科2年生(10/13)のキャリア教育で子育てとキャリアに関するアンケート調査を実施しました。
- 英会話講座
ネイティブスピーカーの講師を招き、キャリアアップを目的とした英会話講座(第一期:5~7月、第二期:8~10月、第三期:11~1月)を実施しました。(一学期:初級4名、中級5名受講、二学期:初級3名、中級6名、三学期:初級5名、中級4名)。
- 英語論文校正・レッスン費補助
英語論文校正や英会話レッスンの利用料の補助を行いました。39名、1団体から52件(英語論文校正37件、レッスン15件)の利用がありました。
モニタリング
- 職員満足度調査
12月下旬から1月下旬にかけて全職員を対象に職員満足度調査をWEB回答にて行いました。その結果をもとに、令和4年度の新事業として、家事支援サービス補助事業を計画しました。
文責:大羽 沢子(副センター長)