放射線部

機器更新

放射線治療

令和元年12月に2台の放射線治療装置のうち1台を更新した。新放射線治療システムとして、従来の約2倍の線量率での出力が可能なFFF(Flattening Filter Free)ビームや4つのX線撮影システムを搭載した動体追跡システム(SyncTraX FX4 version)を新規導入した。本治療システムにより、従来よりもスループットの向上が期待され、また呼吸等により位置が移動する肺がんや肝臓がんに対し、腫瘍近傍に留置したマーカを自動追跡することで、より正確に放射線を照射することが可能となりました。

人事

令和元年度4月より、診療放射線技師長が新しく就任した。また、副技師長2名および主任技師2名が更新され、そして4名の新人職員も加わった。新体制の放射線部は、診療放射線技師42名(うち非常勤1名)、事務補佐員6名の構成となった。

研修・資格等

  • 海外研修:小野 康之(韓国Asan Medical Center)
  • 検診マンモグラフィ撮影認定:嶋田 彩夏

その他

令和元年度4月、使い捨て可能な医療器具を地元企業と共同開発・製品化し、この取り組みについて記者説明会を行った。現在も積極的に地元企業と医療現場における課題・ニーズへの対応/対策に積極的に取り組んでいる。

令和元年度10月、小泉進次郎原子力防災担当相と石原宏高内閣府副大臣が原子力災害医療施設に指定されている当院を視察された。

当放射線部技師長より、除染方法や被ばく患者の処置について説明を行った。原子力災害医療施設では定期的な養生・実施訓練を行い原子力防災対策の充実と強化に努めている。

関連資格取得状況(累計)

第1種放射線取扱主任者 8名
検診マンモグラフィ撮影認定技師 7名
X線CT認定技師 5名
核医学専門技師 3名
救急撮影認定技師 3名
血管撮影・インターベンション専門技師 2名
放射線治療専門放射線技師 2名
医学物理士 2名
放射線治療品質管理士 1名
磁気共鳴専門技術者 1名
医療情報技師 1名
日本DMAT 1名

業務実績(前年度比較)

部署 H30年度 R元年度
一般(単純・透視) 120916件 113679件
血管撮影 2358人 2171人
X線CT 28912人 27281人
MRI 10354人 10159人
核医学(PET含まず) 3050人 1298人
PET 1640人 1719人
骨塩定量 1555人 1529人
放射線治療 8523件 7754件
放射線治療計画 356人 338人