ワークライフバランス支援センター
ワークライフバランス支援センターは、本院の目標である「人づくりトップクラス、働きやすさトップクラス、経営トップクラス」の実現のため、「働きやすさ」を推進するための唯一の院内組織として、1人1人が能力を発揮し活躍できる職場環境づくりを目標として平成22年4月に設置されました。
山本一博センター長以下、谷口美也子副センター長(平成30年11月まで)、事務スタッフ2名で活動しました。活動内容は(1)啓発活動,(2)働きやすさ支援,(3)子育て・介護両立サポート,(4)メンタルヘルスサポート,(5)キャリア支援,(6)モニタリング の6つの活動軸を基本方針として、職員の多様性の尊重、職務満足度向上のための取り組みを行いました。
平成30年度の事業内容
啓発活動
新規採用者オリエンテーションにて、ワークライフバランス支援センターの取り組みについて谷口副センター長が説明を行いました(4/2)。
男女共同参画週間講演会を開催しました。(6/21 LAN中継 講師:中塚幹也氏)
WLBに関連する書籍の貸し出しを行いました。
Tomorrow通信(vol. 79~89)を発行し、利用できる制度の案内,センターの取り組みの案内等について情報発信しました。
働きやすさ支援
平成22年度から始めた「夕食持ち帰りサービス」を引き続き実施しました。
職員のためのサービスのための情報提供書として「2018年度版 とりだいワークライフ手帳」を発行しました(8月)。
平成26年度から始めた医師,コメディカル職員を対象としたマタニティユニフォームの支給(レンタル)を引き続き実施しました。
子育て・介護両立サポート
産休・育休中・復帰後の全職員を対象とし、当センター主催、看護部・総務課の共催で「ハッピーママ交流会」を開催し、育児支援に関する情報を提供しました。第一部では育児に関する制度を聞いたり先輩ママとの交流の場、第二部では保育サポータークローバーキッズさんによる親子でできる遊び体験(手遊び歌、ふれあいあそび)を実施しました(10/31)。
看護部と連携し、育児休業中の職員に通信を送付しました。
勤務中に民間保育サービスを利用した場合に、その保育料を補助する制度、「仕事と育児の両立応援補助事業」の申請窓口として取りまとめを行いました。H30年度は、計210件の利用がありました。
すぎのこ保育所運営小委員会に参加しました。
平成29年度より、ワークライフ手帳に介護情報のページを新たに設け、情報提供を充実させました。「鳥取大学の介護に関する制度」、「介護保険制度を活用しよう」、「介護に携わる際のポイント」、「遠距離介護に便利な制度」、「親が元気なうちから把握しておくべきこと~突然、介護に直面しても困らないために~」、「介護に関するデータ」、「介護に関するTomorrow Book」を掲載しました。
平成29年度より引き続き新病児保育室開設に向けて打合せを行い(4/12、4/25、5/9、5/15、5/21、6/6)、平成30年8月1日に新病児保育室とりっこハウスを開所しました。施設内には広々とした4室が設置されており、最大6名まで対応。朝7時30分から夕方6時まで開いており、子供を預ける医師や看護師の業務に支障が出ないよう配慮しています。また、受け入れが難しかった感染症にも一部対応可能になりました。
病児保育室の利用開始にあたり、事前登録希望者に対し、7/10、7/12、7/13、7/17の4日間、利用説明会を開催しました。また、7/30に、オープン前の内覧会を行いました。完成を記念し、7/31には開所記念式典が執り行われました。
病児保育室とりっこハウスの運用開始後の課題等について協議するため、関係者ミーティングや打合せを行いました(10/18、11/29)
病児保育室とりっこハウス外観
メンタルヘルスサポート
センターへの相談件数(心理相談員含む)は平成29年度の413件から435件とわずかですが増加しました。毎月6~8回、心理相談員による相談を実施しました(相談内容・件数内訳は“メンタルヘルスサポート"の最後の表に記載しています)。
平成30年度内の採用者・異動者,118名を対象に心理相談員との面談を行いました(5・6・7・8・11・12月)。
新規採用職員研修オリエンテーションにおいて、新規採用職員を対象に労働安全について講演を行いました(4/3)。
各部署の職員延べ139名を対象に実地支援(オーダーメイド形式のメンタルヘルス対策)を実施しました(4・5・6・7・8・11・12・1・2月)。
相談内容が多様化したため、平成25年度より、以下の通り相談内容項目を細分化して集計を行いました。
- 育児支援 → 育児支援
- メンタルヘルス → メンタルヘルス・ハラスメント ・ 人間関係
- キャリア → キャリア継続 ・ キャリアアップ
- 処遇関係(職場環境・労働条件等) → 処遇関係(給与・手当・身分等)・働きやすさ(職場環境・人員不足・超過勤務等)
- その他 → 採用・面談に関する面談 ・ その他
ハラスメント防止研修会に参加しました。(5/17)
産業保健研修会に参加しました。(6/27 「職場のメンタルヘルスについて」)
セルフケア研修会を実施しました。(12/11「心に働きかける音楽のはなし」 講師:芦村心理相談員)
キャリア支援
平成22年度に開始した「医師キャリア継続プログラム」を引き続き継続し、平成30年度は3名が利用しました。
平成24年度から鳥取県との協働事業として実施している「鳥取県医師復帰支援システム」においては、平成29年度からの利用者1名が更新しました。また、2名の新規利用者がありました。
鳥取県医師会と共催で、第2回鳥取県女性医師の会を米子コンベンションセンターで開催しました。山本センター長が座長として出席しました。また、事務スタッフとして深田事務補佐員が出席しました。懇親会では、東・中・西部の医師と意見交換を行い、和やかな会で盛況でした(1/6)。
卒後臨床研修センターと共催で、医学科1年生(5/15・5/29)にキャリア教育を実施しました。
教職員のための語学教室を実施し、スムーズ会話コース(第16期5~9月,第17期11~3月)、とりだい病院コース(第16期5~9月,第17期11~3月)を実施しました(計26名受講)。
職員のキャリアアップの意欲を応援し、診療棟の業務に役立つための支援として、よりニーズに沿った支援としてH28年度からオーダーメイド型の語学支援を実施しており、H30年度は4グループから申請があり、うち4グループを採択しました。