整形外科

当科は運動器に関わる疾患(脊椎脊髄疾患、骨関節疾患、骨軟部疾患、リウマチ性疾患、手外科・マイクロサージェリ―、足外科、小児整形疾患、スポーツ障害、骨粗鬆症、四肢・脊椎外傷など)の診療を行っています。各分野で専門のスタッフがおり、全体カンファレンスの中で診断や治療方針を共有するといった診療体制をとっています。

また、感染症、膠原病、がん、救急などの疾患は、積極的に他科と連携して診療を行っています。

外来

外来診療は、月、水、金曜日が新患/再診、火曜日が再診のみで、木曜日は休診(手術日のため)です。専門外来として脊椎脊髄疾患、骨粗鬆症、リウマチ性疾患、関節疾患、スポーツ傷害、小児整形疾患、骨軟部腫瘍、手外科、足外科を開設しています。曜日別の担当医は外来担当表をご覧ください。

混雑および待ち時間改善のため、基本的に新患の受診は紹介状をもった患者さんに限らせてもらっており、再診は予約制としています。

入院

整形外科・リウマチ科疾患の入院診療は基本的に8階A病棟で行っていますが、中学生以下は小児病棟(3階B)、重症度の高い場合は高次集中治療病棟(ICU、HCU、救命救急センター)での入院もあります。

急性期の治療が落ち着いた時期には、医療福祉センターのスタッフを中心に、近隣のリハビリテーション病院への転院を調整しています。

手術

平成30年度の手術件数は686件であり、専門性の高い手術を数多く行っています。定期枠で行いきれない手術については、手術部、麻酔科などの協力を得て時間外に行っています。そういった背景から市中病院へ手術を依頼することが増えており、全体の手術件数は昨年よりも減少しています。

手術実績

骨折 45
脊椎 208
人工関節 48
骨切り術 8
関節鏡視下手術 60
感染症 27
手外科・マイクロ 58
足外科 9
骨軟部腫瘍 47
末梢神経 40
小児 16
外傷・その他 117
合計 686

今後の展望

地域唯一の大学病院として専門性の高い治療を行っていくため、病診・病病連携をとりながら、紹介患者や重症患者を中心とした診療を行う体制を構築しているところです。関係者のご理解、ご協力をお願いいたします。

文責:林育太