女性診療科群
1. 診療体制 (平成31年3月31日現在)
医師数
常勤医師数19名、 非常勤医師数0名
診療科スタッフ (講師以上)
原田 省 (教授、女性診療科群主任診療科長)
谷口文紀 (准教授、女性診療科長)
大石徹郎 (講師、婦人科腫瘍科長)
佐藤慎也 (講師)
指導医・専門医
日本産科婦人科学会専門医 指導医 5名
日本産科婦人科学会専門医 18名
日本周産期・新生児医学会(母体/胎児) 指導医 1名
日本周産期・新生児医学会(母体/胎児)専門医 2名
日本超音波医学会 指導医 1名
日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医 1名
日本産科婦人科内視鏡学会 技術認定医 2名
日本生殖医学会生殖指導医 2名
日本生殖医学会認定生殖医療専門医 2名
日本内分泌学会内分泌代謝科(産婦人科)専門医 1名
日本婦人科腫瘍学会腫瘍専門医 暫定指導医 1名
日本婦人科腫瘍学会腫瘍専門医 2名
日本がん治療認定医機構がん治療認定医 3名
日本臨床細胞学会細胞診専門医 4名
周産期領域
当院は、鳥取県で唯一の総合周産期母子医療センターに指定されています。安全で質の高い周産期医療を24時間体制で提供するため、我々はNICUや手術部などの関係診療科・部門と常日頃から綿密に連携しています。日本母体救命システム普及協議会が認定したJMELSベーシックコースを、平成30年11月25日に鳥取県で初めて開催しました。
生殖内分泌領域
生殖・内分泌領域は、不妊・不育症治療、腹腔鏡手術、子宮内膜症治療を実施しています。午後6時まで診療している不妊外来においては、人工授精などの一般不妊治療から体外受精(顕微授精)・胚移植まで幅広く治療しています。子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症などの良性婦人科疾患に対しては、傷が小さく体への負担が少ない腹腔鏡手術を行います。
婦人科腫瘍領域
婦人科腫瘍の治療成績を更に向上させるため、我々は新たな治療法や治療薬剤を科学的に検証する国内外の臨床試験に積極的に参加しています。当科は、がん治療に緩和ケアを積極的に導入しています。「がん」と診断された患者の精神的・身体的苦痛を軽減するだけでなく、経済的負担や社会的背景を丁寧にサポートできる体制を確保しています。患者のQOLを保ちつつ、切れ目のないがん診療を提供できる体制を準備しています。
2. 平成30年度に実施した高度医療
周産期領域
NIPT検査、胎児MRI検査、先天性心疾患に対する超音波検査
子宮内の胎児に対する検査および治療(臍帯穿刺、胸腔-羊水腔シャント術)
生殖内分泌領域
不妊症に対する生殖補助医療(ART)、不育症に対する低用量アスピリン、ヘパリン療法
婦人科腫瘍領域
子宮鏡手術、腹腔鏡手術、内視鏡下手術支援ロボット手術
3. 診療実績
平成25年 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | |
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外来患者(人/日) | 70 | 70 | 70 | 70 | 90 | 82 |
入院患者(人/日) | 42 | 42 | 42 | 42 | 62 | 40 |
分娩件数 | 445 | 400 | 374 | 436 | 408 | 366 |
帝王切開術 | 144 | 146 | 136 | 161 | 159 | 156 |
頚管縫縮術 | 9 | 14 | 9 | 6 | 2 | 7 |
流産手術 | 36 | 21 | 18 | 25 | 34 | 19 |
人工妊娠中絶術 | 6 | 4 | 5 | 5 | 11 | 7 |
広汎子宮全摘術 | 12 | 17 | 11 | 8 | 8 | 15 |
拡大子宮全摘術 | 22 | 34 | 24 | 14 | 32 | 42 |
単純子宮全摘術 | 15 | 10 | 12 | 27 | 22 | 31 |
卵巣癌根治術 | 18 | 22 | 10 | 18 | 25 | 25 |
腟式手術 | 102 | 88 | 91 | 57 | 97 | 82 |
その他の開腹術 | 22 | 28 | 30 | 48 | 44 | 32 |
腹腔鏡手術 | 185 | 161 | 153 | 167 | 95 | 102 |
子宮鏡手術 | 67 | 62 | 58 | 56 | 32 | 26 |
婦人科手術総数 | 443 | 402 | 389 | 395 | 355 | 355 |
女性診療科は、あらゆるライフステージにある女性が最先端の医療を受けることができる技術を有しています。周辺の医療機関と密接に連携しつつ、全ての女性と生まれてくる子供たちの幸せのために努力を続けます。
女性診療科群 統括医長 原田 崇