整形外科が扱う疾患は、四肢・脊椎の外傷、骨関節変性疾患、リウマチ性疾患、脊椎脊髄疾患、末梢神経疾患、骨軟部腫瘍、代謝生骨疾患など多岐にわたる。当科では整形外科のあらゆる分野に対応できるよう各分野の専門スタッフをそろえ診療体制を整えている。

外来

外来診療は、新患は月、水、金曜日、再来は月から金曜日まで毎日対応し、専門外来として、リウマチ性疾患、脊椎脊髄疾患、末梢神経障害、骨軟部腫瘍、小児整形、股関節、膝関節、肩関節、手の外科、スポーツ傷害、骨代謝（主に骨粗鬆症）を開設し、初診（主に紹介患者）・再診患者の診療にあたった。平成２３年度のべ外来患者数は21,603名、紹介患者、救急患者についても積極的に受け入れている。

入院

整形外科・リウマチ科病棟は主として８階Ａ病棟を使用しているが、患者の年齢、重傷度を勘案して小児病棟、高次集中治療病棟なども利用している。近年は入院患者における高齢者の割合が増加してきており、早期社会復帰を目指した術後リハビリテーションが重要であると考えられる。当科では大腿骨頸部骨折に対する地域連携パスを米子市周辺のリハビリテーション病院を中心とした医療機関と提携して行い、早期離床を目指している。平成２３年度の延べ入院患者は16,242名であった。

手術

平成２３年度の手術件数は679件であった。前年度より増加している。手術部、麻酔科の協力を得て、定期の手術以外にも緊急手術、時間外・夜間・休日手術も行っている。

平成23年度　手術実績