神経内科

外来部門

 平成14年度より名称が脳神経内科から神経内科・老年科に改称され、診療に当たってまいりました。また、平成23年3月に“脳とこころの医療センター”の一診療部門として外来診療部門がリニューアルしました。
神経内科外来は、一日4〜5診設け、月曜日から金曜日まで毎日診療を行っていますが、水曜日は午後に専門外来、木曜日は専門外来日とし、平成22年度延べ外来患者は19,171人でした。 新患外来は、月・火・金曜日としており、新患問診担当医2~3名、診察担当医3~4名を設け、重点的に対応し、効率よい外来診療体制を行なっております。平成23年度新患患者は757人でした。
急患対応は随時行なっており、救急対応が必要な診療は、毎日対応しています。さらに夜間・休日における救急疾患にも対応しています。
特殊専門外来として、パーキンソン病外来、神経免疫外来、もの忘れ外来、頭痛外来、神経変性外来、てんかん外来、脳血管障害外来、末梢神経・筋外来、ジストニア外来、ボツリヌス外来があり、予約診療を行っています。

入院部門

 神経内科・老年科では7階B病棟を中心に入院診療を行い、重症度に応じて適宜HCU、ICU、救急病棟を使用しています。
主に脳血管障害急性期、神経難病をはじめとする各種神経疾患の治療入院、稀な疾患の診断目的の検査入院などがあります。
教授回診、症例検討会、入退院カンファレンス、グループカンファレンスにおける、診断・治療方針の検討を経て、質の高い医療を提供できるよう努めています。
さらに、院内の他部署との合同カンファレンス(リハビリテーション部とのカンファレンス、病理部門とのカンファレンスなど)を定期的に行うなど、関連部門との連携を図っています。入院患者数は平成23年度593人であり、内訳は脳血管障害、神経変性疾患(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症など)、認知症性疾患(アルツハイマー病など)、頭痛、末梢神経障害、筋疾患、神経免疫性疾患など多岐にわたります。
 神経難病における遺伝子診断、神経変性疾患に対する経頭蓋骨磁気刺激療法、免疫性神経筋疾患に対する3者併用療法(ステロイドパルス療法、血漿交換療法、免疫グロブリン療法)など、先端医療にも取り組んでおり、内外から高い評価を得ています。

地域医療

 地域医療への対応として、米子市隣接町村の健康診断、在宅訪問指導を行い、神経疾患の疾病予防と早期発見に努めています。また、地域と連携して脳卒中患者や認知症患者の実態把握、早期対応に力を入れています。
平成15年度より鳥取県における重症難病患者の医療・療養の改善を目指して鳥取県難病医療連絡協議会が発足し、平成17年度より鳥取県難病相談・支援センターが設置されました。
これらと連携を図り、在宅での療養の質が上がるよう努力しています。一方、山陰両県を中心に、山陽、関西を含めた47関連病院に当教室出身の医師が赴き、大学病院と連携をとりながら地域の神経内科診療に従事しています。
(詳しくは当科ホームページhttp://www.med.tottori-u.ac.jp/neurol/をご覧ください。)

(瀧川 洋史)

疾患別入院患者数

疾患名 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年
脳血管障害 168 187 168 185 214 197
錐体外路系疾患 115 137 144 143 102 127
脊髄小脳変性症 17 24 33 27 22 13
筋疾患 23 24 26 40 26 26
認知症 22 24 24 42 43 42
末梢神経障害 27 25 26 21 12 15
頭痛 19 17 24 13 12
運動ニューロン疾患 28 40 25 42 25 35
脱髄性疾患 18 27 17 29 28 36
脊髄疾患 18 11 16 10 12
てんかん 17 19 24 18 25 27
神経感染症 37 19 34 20 12 24
その他 21 14 11 17 28 47
脳腫瘍
531 571 577 601 560 609