高圧酸素治療室

平成23年度高圧酸素治療室の現況

 平成22年度の総治療回数360回に対し、今年度は159回と大幅に減少した。その要因として本年度は救急適応である一酸化炭素中毒の患者が少なかったことと、脊髄炎や脊髄神経疾患など整形外科的な疾患が大幅に減少したことにある。一方、高圧酸素治療の絶対的適応である減圧症は、1回と変わらない。これら適応疾患の変化はあるが、救急災害科、整形外科、耳鼻科などにはよく利用していただいている。ただ、放射線障害による治療回数が昨年度は61回であったものが、 今年度は全くなかった。

現在、高圧酸素治療室の主たる使用機種である第2種治療装置も、オーバーホール費用が莫大で病院経営を圧迫してきており、病院長や事務と今後の方向を話しているが、廃棄の方向になりそうである。

3年前に、日本高気圧環境・潜水医学会中国四国地方会が立ち上がり、第3回の学術集会を米子の地で行ったが、おかげさまで盛況で、なんとかDutyだけは、果した。

平成23年度統計

疾患名

救急

非救急

小計

MRSA関節炎

13

13

一酸化炭素中毒

15

5

20

突発性難聴

52

52

左化膿性距踵関節炎

10

10

左化膿性膝関節炎

22

22

左前腕壊死性筋幕炎

20

20

左膝人工関節置換術後感染

2

2

左脛骨粉砕骨折

9

9

潜水病

1

 

1

難治性骨髄炎

10

10

総計

16

143

159

 (齋藤憲輝、松上紘生)