栄養管理部
1.患者給食業務
Ⅰ. 患者給食の検討
『安心』『安全』のための職場環境の見直しを図り、業務の健全化と効率化を目指す。1.ノロウイルス対応実践マニュアルをより具体的な形で見直しをかけ、実戦向きなものとし、
感染委員会の承認を得た。部内で発生するノロウイルスの感染拡大防止を図っている。
2.喫食率が低下傾向である学童食に見直しをかけたが、それに再チェックをかけ、実際の喫食
状況を見ながら、再度、献立検討を行っている。
3.大規模災害時対応非常食の確保と対応マニュアルの検討をしている。
5. 常時、献立の検討を行っている。
(料理の見直し、食材料の見直し、配合割合の見直し)
6. 味付けの精度管理を行っている。
(調理スタッフの再チェック、日々行う検食チェックの強化)
7. 仕入材料の品質のチェックを行い、品質改善を図っている。
(産地や製造メーカーの検討)
8. 生ものや貝類など、食中毒の可能性の有る食材の再検討を行い、衛生管理の強化を図った。
9. 機器整備と業務の見直しを図り、必要機器の選定を行った。
(衛生管理と安全を図るための機器類の整備。業務の効率化を図るための機器の導入)
10.調理作業の見直しを図り、料理の質の安定化を目指す。(制度管理、効率化)
11.確実な指示命令系統の確保及び業務運営を図るために、調理室の各セクションリーダー
の配置により、業務リスクの低減を図れている。
12.調理スタッフのみのリーダー会を設け、調理作業及び味付けや煮え具合の精度管理を
行い、さらなる美味しい給食を目指している。
13. 給食業務検討会充実のため毎月一回、委託会社との検討会を行い、問題点の解消や給食管理
全体の改善を図っている。
14.成分栄養方式から病態別方式への変更を行い、病棟職員、患者含め判り易い食事名に切り替
えた。
Ⅱ.栄養管理
『医療に貢献する』ための検討
1.栄養指導枠を毎日二枠増やして、患者対応の強化を図った。
・栄養指導枠の大型連休前の拡大、日々二枠増が定着し、指導件数のアップが図れている。
2.消化管術後パスによる指導
・胃切後及び腸切後の消化管術後パスに沿い、患者一人三回の栄養指導を行うことにより、
よりきめ細やかな対応が出来ている。
3. NST活動
・専従栄養士を置く事で、NST以外の患者に対する栄養サポートも行え、褥瘡、緩和、心臓
リハビリを含むチーム医療との関わりも強化出来ている。
・NST専門療法士の実地訓練施設として受け入れを行っている。
4. 栄養管理部勉強会の定期開催及びスキルアップ
・当院と委託側の栄養士合同で、毎月一回、時間外に栄養管理に関わる勉強会を開催し、
スキルアップを図るようにしており、現在も継続中である。
・対外向けの研修会実施の推進、個々人の研修会参加によるスキルアップを図る。
5.『みんなで取り組む糖尿病予防対策事業』の参画
・鳥取県西部福祉保健局管内糖尿病予防対策事業の一環で、西部圏域糖尿病予防対策検討会
に参画している。
6.地域向け食事の勉強会開催
・栄養管理部独自のミニ講座を外来ラウンジで立ち上げた。“食のギモン?お答えします”と
いうキャッチフレーズで、テーマを決めて開催した。今回のテーマは、『血糖値が心配な
方へ』と題して下記のように5回クールで行った。
①甘味料は使っていいの? | 平成23年11月29日(火) |
②正月料理を上手に食べるには | 平成23年12月27日(火) |
③必要な食塩ってどのくらい? | 平成24年 1月31日(火) |
④野菜はどのくらい食べたら良いの? | 平成24年 2月28日(火) |
⑤楽しく美味しい糖尿病食調理実習 | 平成24年 3月27日(火) |
7.その他の活動
・院内講義『栄養管理の機能と役割』 | 平成23年 4月 4日(月) |
・チーム医療論『栄養士の専門性について』 アレスコ棟1階 | 平成23年 5月 9日(月) |
・看護の日『栄養相談』 外来ホール | 平成23年 5月12日(水) |
・平成23年度鳥取大学医学部公開講座『家族の健康を守る食 |
平成23年 6月11日(土) |
・栄養ケアステーションでの栄養相談 | 平成23年 6月11日(土) |
・健康ミニ講座『熱中症について』外来ラウンジ | 平成23年 7月28日(火) |
・健康講座『食事について(高血圧を防ぐ食事)』 米子コンベンション |
平成23年 9月25日(月) |
・日本静脈経腸栄養学会中国支部会 座長 出雲市民会館 | 平成23年12月17日(土) |
・健康ミニ講座『年末年始の食事』 外来ラウンジ | 平成23年12月20日(火) |
・第5回山陰摂食嚥下研究会 代表 鳥大記念講堂 | 平成24年 3月 3日(土) |
・調査研究研修会『ヨード制限食改定の取り組みについて』 琴浦町生涯学習センター |
平成24年 3月17日(土) |
(成瀬 隆弘)