3-3-05. 輸血部

鳥取大学医学部附属病院では、鳥取西部地区において使用する血液製剤の約5分の2が使用されており、隣接する日本赤十字血液センター鳥取支部から、在庫分については血液製剤の供給が迅速に行われています。こうした血液製剤を取り扱う輸血部では、技師が専従し、患者検体、血液製剤の確認作業を幾重にも行っております。平成22年度には、血液製剤輸血総単位数が前年度比5%増加し、同様に検査件数も増加しました。そして、血液製剤の廃棄率低減を目的に、新鮮凍結血漿製剤の破損を防ぐエアクッションを導入しました。また、信仰上の理由により輸血を拒否する患者に対する同意書の改訂を行いました。今後も血液製剤を有効利用するとともに、安全・安心な輸血療法の実施に努めてまいります。

(本倉 徹)

(1)検査

検査項目件数
血液型5,322
赤血球不規則抗体スクリーニング5,382
赤血球不規則抗体同定67
直接クームス試験93
間接クームス試験90
交差適合試験(本数)5,900
交差適合試験(件数)2,737

(2)血液製剤輸血実績

製剤本数単位数
200ml400ml5単位 10単位15単位20単位
赤血球濃厚液-LR2503,369
3,6196,988
全血-LR0000
洗浄赤血球-LR05334
血小板0001,355001,35513,550
FFP1061,374103


1,5833,369
単位数3569,49614,065
23,917

(3)成分採血:末梢血幹細胞

患者数延べ採血数
血液内科24
腎臓内科00
小児科11
35

(4)自己血

輸血実数
200ml400ml単位数
整形外科680166
女性診療科02958
泌尿器科04488
麻酔科000
歯科口腔外科428
消化器外科000
10155320