3-3-02. 手術部

   鳥取大学医学部附属病の手術件数は,本年も増加の一途をたどり,本年も昨年を上回る手術件数となりました(表1)。本年度の手術件数自体は,国立大学病院全体でみると第16位ですが,1病床当たりの手術件数9.21件(平均8.1件)は第7位,1稼動手術台数当たりの手術件数713件(平均549件)は第2位,看護師一人当たりの手術件数件(平均164.5件)は第4位という素晴らしい数字でした。これらの実績は,手術部に関わるすべての職種の方々一人一人のご尽力・ご協力の賜物であることは言うまでもありません。
 平成22年8月には中四国地方では初となるda Vinciを導入し,同年10月には泌尿器科にてロボット支援腹腔鏡下前立腺摘除術が開始されました。以降,女性診療科,胸部外科,消化器外科においてもロボット支援内視鏡手術が開始になっており,山陰にいながら日本トップレベルの最先端医療を提供している当院の重要な役割の一端を担っています。また, da Vinciを主とした内視鏡外科手術に特化した手術室も,平成24年夏の完成を目指して工事が開始となりました。
 今後とも,手術部の運営に携わるすべての方々に良質な環境のもとで業務をおこなっていただき,患者さまに対して安全で良質な医療を提供できるよう,ハード・ソフト両面とも更に改善していきたいと考えています。

手術部 谷口雄司

最近5年間の手術件数の推移(表1)
平成17年4,854
平成18年5,047
平成19年5,287
平成20年5,894
平成21年6,404
各診療科別手術件数(表2)
診療科手術件数 診療科手術件数
循環器内科90放射線科1
呼吸器・膠原病内科2女性診療科505
精神科74 麻酔科17
消化器外科509歯科口腔外科208
心臓血管外科370 脳神経外科261
乳腺・内分泌外科117救急災害科21
整形外科614小児外科160
皮膚科326形成外科304
泌尿器科255胸部外科214
眼科1729 合計 6489
耳鼻咽喉科・頭頚部外科706