3-3-15. 透析室
透析室は泌尿器科外来に隣接しており,現在病床数8床,透析監視装置9台を有している。原則的には院内で発生した急性腎不全および入院中の慢性腎不全を対象としているが,学生教育のため若干の外来通院の維持透析患者も受け入れている。平成20年度(平成20年4月~平成21年3月)の総症例数は57例であり,内訳は手術目的に当院入院となり透析が必要となった患者が26例,手術以外の治療目的に入院となった患者が17例,検査目的に入院となった患者が10例であった。新規透析導入患者は3例であり,外来通院の慢性維持透析患者は1名である。
近年糖尿病性腎症による透析患者の増加の影響もあり,糖尿病を有する患者が増加し,高齢,多数の合併症を有する患者が大多数を占めている。今後も同様の傾向が続くと予想される。
(瀬島健裕)