3-3-05. 輸血部

平成19年度は血液型検査・交差適合試験など日常の業務に大きな変動はなかった。血液製剤使用量は全体としては大きな変動を認めなかった。平成15年12月に導入された輸血オーダリングシステムも順調に稼動している。

今後の計画としてMSBOSやT&Sの導入の検討も含めて、増えている廃棄血量の削減を図り、より安全に適正使用が行えるように、輸血指導に重点を入れていく。また、HLA検査など、輸血に特化した検査の充実を図る。輸血部業務として、血漿交換・吸着・二重濾過などの血液浄化療法の血液浄化部への移行を進め、血液浄化業務は中止し、血漿交換等の業務に関してもMEセンターに移行しており、今後は、輸血部のみならず細胞治療部関連業務である、末梢血幹細胞採取や骨髄幹細胞採取業務を重点的に拡充する方向を考えている。

輸血部統計

(1)検査
検査項目 件数
血液型
赤血球不規則抗体スクリーニング
赤血球不規則抗体同定
直接クームス試験
交差適合試験(本数)
交差適合試験(件数)
4,802
4,863
59
85
5,712
2,466
(2)血液出庫
製剤 本数 単位数
200ml 400ml 5単位 10単位 15単位 20単位

赤血球濃厚液-LR

全血-LR

洗浄赤血球-LR

血小板

FFP

463

0

0

0

121

3,183

0

24

0

1,559

3,646 6,829
0 0
24 48
3 1,805 16 4 1,828 19,181
199 1,879 3,438
本数計 584 4,766 2,027
単位数 584 9,532 19,380 29,496
(3)成分採血:末梢血幹細胞
患者数 延べ採血数
血液内科 4 7
第二内科 0 0
小児科 0 0
泌尿器科 0 0
4 7
(4)自己血
患者数 輸血実数
200ml 400ml 単位数
整形外科
心血外科
女性診療科
泌尿器科
血液内科
歯科口腔外科
麻酔科
小児科
耳鼻科
皮膚科
25
33
27
12
2
1
4
2
2
1
0
0
1
0
1
0
0
0
1
1
36
86
52
35
2
1
6
5
2
0
72
172
105
70
5
2
12
10
5
1
109 4 225 454