3-3-09. リハビリテーション部

平成19年度、リハビリテーション部スタッフは、理学療法士8人、作業療法士4人、言語聴覚士3名、計15名でのスタートとなった。

理学療法部門は前年度より理学療法士が1名増員となった結果、昨年度以上に診療患者数が増加し、診療報酬の増収につながった。また、毎週土曜日診療を開始し、病棟理学療法を充実させることができた。このほか、看護部との連携により関節可動域運動、呼吸理学療法、移乗動作介助等の講習会に講師として参加し、看護師のスキルアップに貢献した。

作業療法部門においては他病院経験者採用により、評価バッテリー、治療手技ともに多角的に介入できるようになった。研修会などにも参加し高次脳機能、リンパ浮腫、手の外科など疾患ごとの専門性を高め従事できる環境を調整中である。

言語聴覚部門では言語聴覚士3名でスタート。言語聴覚士1名増となったがスタッフの交代もあり、10月以降より安定した3人体制を作り始めることができた。合わせて乳幼児、小児への対応を少しずつ開始、発症後、様々な原因による摂食機能障害に対する嚥下訓練、食事指導、失語症、高次脳機能障害、構音障害に対するコミュニケーションへのニーズ、向上への対応と、難聴、人工内耳装着後の調整、訓練、相談への対応等より広く展開できるようになった。看護師講習全5回のコース研修は継続、合わせて、新人看護師対象に各病棟への出前研修を実施、より統一された積極的なベッドサイドケア、訓練が施行され、連携とともに良好な結果がえられている。

今後、さらに増員に見合った診療の充実を目指し、リスク管理に気を配りながら患者様のニーズにあった医療サービスに努める所存である。

(山川 隆)

件数

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
理学療法士件数 2,399件 2,517件 2,693件 2,680件 2,716件 2,017件 2,582件 2,681件 2,411件 2,230件 2,498件 2,345件 29,769件
作業療法士件数 1,125件 1,275件 1,220件 1,114件 1,198件 1,045件 1,335件 1,263件 1,142件 1,089件 1,113件 1,073件 13,992件
言語聴覚士件数 587件 601件 574件 467件 627件 593件 896件 824件 759件 733件 837件 885件 8,383件
総合リハビリテーション
計画書件数
103件 96件 77件 112件 105件 91件 115件 130件 100件 103件 83件 85件 1,200件
退院時リハビリテーション
指導料件数
42件 39件 34件 56件 47件 46件 38件 43件 69件 21件 40件 29件 504件
聴力検査件数 5件 5件 8件 17件 21件 3件 6件 5件 4件 5件 5件 11件 95件
補聴器適合検査件数 3件 4件 6件 10件 10件 3件 3件 5件 6件 2件 1件 7件 60件
各診療科とのカンファレンス件数 184件 217件 132件 213件 170件 167件 204件 187件 207件 213件 187件 187件 2,268件