3-3-20. 外来化学療法室
実績:
外来化学療法室は平成19年度よりがんセンターの一部門となった。女性診療科を新たに加え11診療科が利用している。平成19年度の外来化学療法の実施件数は276件/月であった。
外来化学療法室運営委員会を月1回の定期開催とし、新規登録レジメンの審査やリスクマネジメントについて検討を行った。レジメの新規登録に際しては、がんセンター医師を主体に安全性についての迅速審査を行った後、運営委員会で治療効果面の検討も加えて本登録を行うシステムを確立した。また既存のレジメも見直しを行った。さらに、緊急対応のために、モニターの整備やがんセンター医師の外来化学療法室への常駐を開始した。また、DVDプレーヤーやソフトを購入し、外来化学療法室のアメニティを向上させた。
今後の展望:
がん患者数の増加や化学療法の外来への移行などにより、外来化学療法の実施件数は、今後も増加が予測される。21年秋には20床の新たな外来化学療法室が完成予定であり、医師・看護師・薬剤師などスタッフの増員も含めて外来化学療法室のさらなる充実を目指したい。
(紀川 純三)