部長：山元　修、　助手：谷野朋彦、看護師長（手術部・材料部兼務）：森田理恵、
副看護師長（手術部兼務）：渡部和世、看護助手１名（正規職員1名）
外部委託職員11名で構成される。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
日本医療機器学会認定第1種滅菌技師1名、第2種滅菌技士3名、第１種圧力容器取り扱い作業主任者4名、特定化学物質取り扱い主任者4名を有する。（2017.3.31現在）

１． 材料部の使命は、患者と医療従事者に安全な医療機器を提供することを最優先と考えて、日常の業務遂行を行うことである。
２． 材料部運営委員会を毎月開催し、新規採用物品の審議等を行っている。平成28年度の新規採用は、87品目であった。
３． 平成28年度（20164.1～2017.3.31）の再使用品器材処理実績は以下の通りであった。

① 洗浄・消毒、滅菌件数

・洗浄・消毒件数が増加している。これは、薬剤部の調剤用トレーの洗浄が中央化したことが影響している。
また、全体的に滅菌器材が増加しており、今後も様々な医療器具購入に伴って洗浄・消毒数並びに滅菌数が増加することが予想される。

②　洗浄機、滅菌器稼働回数

・低温煮沸洗浄機（ＲＱ）が導入され、これまで手術部でのみ洗浄していた内視鏡鉗子類の洗浄が材料部において実施可能となった。
・低温プラズマガス滅菌器の機種変更に伴い、滅菌時間が大幅に短縮したことによってこれまで手術部の低温プラズマガス滅菌器で滅菌していた手術器材を材料部で滅菌する回数が増加した。

③　保育器分解・洗浄・消毒件数

４．　平成24年度から、病棟と外来の一部の器械のトレーサビリティーが開始となった。推移は以下の通りであった。

平成23年度から平成28年度　器械紛失数合計の推移

紛失器械は数量としては前年度と比較して減少したが、病棟に配置されているセット器械が3セット（２１器材）紛失しており、病棟での管理状況を把握し紛失防止に努める必要がある。

５．　各部署配置の滅菌器材の保管状況および滅菌有効期限切れの点検を実施し、安全な滅菌物の提供をしている。

６．　病棟、外来の洗浄をほぼ一元化することによって、安全で質の高い洗浄を実施している。

７．　各部署の滅菌有効期限切れ器材の在庫状況と、滅菌器材の臨時貸出の頻度を把握し、定数の見直しを行っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（角田　紫）