MEセンター

 2015年は、センター長、副センター長と臨床工学技士16名(うち4名は4月新卒採用)、事務補佐員2名の構成で業務を行った。研修中の人員が増え、10年目のスタッフが数名しかおらず、人材(人財)育成と業務拡大・確立を同時に行いながらの2015年であった。

 

  2015年 貸出件数
 輸液ポンプ   7,641
 シリンジポンプ   1,863
 血糖測定器      815
 超音波サブライザ      325
 モニタ      251
 経腸栄養ポンプ      186
 人工呼吸器        73
 RTX        18
 除細動器        10
 PCAポンプ        10
 超音波エコー         8
 BVM         4
 11,204

 

  MEセンター 管理機器
 輸液ポンプ   456
 シリンジポンプ   319
 TCIポンプ   17
 人工呼吸器、呼吸療法機器   158
 除細動器、AED   52
 モニタ   757
 麻酔器   24
 超音波エコー   83
 BVM   223
 ネブライザ   84
 経腸栄養ポンプ   48
 送信機   94
 人工心肺・補助循環・補助人工心臓   74
 血液ガス分析装置   148
 電気メス   64
 超音波メス・治療器   12
 Programer、体外式ペースメーカー   26
 保育器、インファントウォーマー   27
 血液浄化監視装置   41
 内視鏡、関連機器     275
 手術機器   22
 手術用顕微鏡   13
 体温管理装置     6  
 点検治具   20
 3,043

 

2015年 臨床業務件数
 血液浄化療法  2,427
 手術室業務   695
 ペースメーカー業務   575
 カテ室業務   548
 高気圧酸素治療   346
 人工心肺・補助循環   128
 HICU・ER・NICU業務   100
 内視鏡室業務    8
 呼吸療法    6  
 その他の業務    5
 4,838

 

  2015年 点検・修理対応
 病棟・外来点検修理依頼件数   219 
 手術部修理対応件数   385
 MEセンター点検・修理件数  3,388

 

 輸液ポンプやシリンジポンプは病棟稼働率が90%台後半になると貸し出せないことがしばしばあった。輸液ポンプ、シリンジポンプの病棟や外来における主な使用時刻が10時から15時に集中しており、この時間帯の貸し出しに対しては十分な対応ができず、特に輸液ポンプにおいては病棟に使用時刻を調整していただくことが多かった。バイタルサインモニタも輸液ポンプと同様に病棟稼働率が90%を超えてくると貸出できない状況があったが、病棟や感染症センターなどに協力していただいても難しい状況があった。
 また、MEセンター管理医療機器が10年目を超えてきており、現在までの使用実績に基づき、適正台数で運用を図り、計画的に更新が行えるように各診療科、看護部、各部・センター及び経営企画課、病院調達係と連携して行っていく予定である。臨床業務面では、各診療科からの要望もあり、カテーテル治療を中心に清潔野での検査や治療の介助業務が増えてきており、当初計画していた人員確保・業務計画にない内容にも取り組まなければならない状況であった。今後も病院の状況に応じて、関係各所と協力しながら随時対応可能な範囲で業務を行っていく。
 今後とも、MEセンターの運営のご理解とご協力をお願いいたします。 

                                  松上紘生