平成26年度は，15年ぶりに前年度より減少した手術件数ですが，平成27年度はわずかながら増加となりました（表１）。

　昨年と同様の麻酔科管理手術枠ではありますが，効率的運用を心がけていただいて再び増加に転じていただきました外科系各科医師，麻酔科医師，手術室看護師，臨床工学技士はじめ，手術部に関わるすべて方々のご尽力・ご協力に改めて御礼申し上げます。

　さて，約10年の間，手術枠の増減を繰り返していたため各週異なる継ぎ接ぎだらけの手術枠でしたが，外科系各科のご協力をいただき，ゼロベースで見直した新しい手術枠が平成28年4月より運用開始となりました。この新しい手術枠により，さらなる効率的運用を期待しているところです。

　外科系診療各科，麻酔科，手術部看護師，臨床工学技士，看護助手など手術部に関わる全職種の方々に良質な環境のもとで業務をおこなっていただき，患者さんに対してこれまで以上に安全で良質な医療が提供できる手術室を目指していきたいと考えています。皆様方には，手術部の業務に関して今後ともご理解とご協力をお願いいたします。
 
                                                                                                                               (手術部:谷口雄司)

 ○最近5年間の手術件数の推移（表１）

○各診療科別手術件数（表２）