放射線部
平成25年度の動向
一般・透視撮影部署
17年稼働のデジタルイメージングシステムの更新が行われた。具体的には骨撮影室2室と小児撮影室で装置更新と完全FPD(フラットパネルデテクタ)化された。これによって従来のIP(イメージングプレート)より被ばく低減化で効果を発揮する。さらには、歯科撮影室も更新されパノラマ装置(CBCT機能付)のFPD化とデンタル撮影はIP(イメージングプレート)化がなされた。これによって、従来デンタル写真のみがフイルム撮影出力であったが、デジタル化され電子カルテより画像が参照可能となった。
血管撮影部署
ハイブリッド手術室の導入計画が検討され、次年度前期に手術部に新設、次年度後期に多目的血管室を手術対応に改装することが決定された。これによって来年度にはTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)といった高度治療を開始できることになる。
MR部署
昨年度より検討していた条件付MR対応ペースメーカー装着患者の検査手法と手順を作成した。
その他の動向
循環器内科より企画提出されたCCU(冠疾患集中治療室)の平成26年度開設が決定され、心カテ即時対応のため放射線技師2名当直体制が必須となり1名増員が認められた。また、対外的には緊急被ばく2次施設の整備案が検討開始された。
業務実績(前年度比較)
部署 |
25年度 |
24年度 |
増減 |
一般・透視 |
92736 |
90314 |
2.7%増 |
血管 |
2102 |
1737 |
21.0%増 |
CT |
24827 |
24026 |
3.3%増 |
MRI |
9082 |
8662 |
4.8%増 |
核医学 |
3475 |
3684 |
5.7%減 |
放射線治療 |
6262 |
6856 |
8.7%減 |
研究等実績
論文 :2篇
発表 :35演題
学会・研究会参加:延べ人数252名
その他 :日本放射線技術学会総会研究発表 ブロンズ賞 福井亮平