高圧酸素治療室
平成25年度高圧酸素治療室の現況
平成25年度の治療件数は、168回となった。昨年度の治療件数が335回であったのが、ほぼ半減していた。これは、高圧酸素治療のメイン機種であった第二種高気圧酸素治療装置を、オーバーホール費用が莫大で病院経営を圧迫するという理由で、平成25年1月18日をもって廃止し、今後は第一種装置のみで対応していくという方針となったためと考える。昨年度の主たる治療診療科であった救急災害科の治療がなくなり、一酸化炭素中毒やガス壊疽など118回の救急適応疾患の治療がなくなってしまった。一方で整形外科や泌尿器科、耳鼻科などの科にはよく利用していただき、整形外科関係の感染症、泌尿器科の膀胱炎、耳鼻科の突発性難聴などの症例に変化は見られない。
第一種高気圧酸素治療装置のみとなってしまったために、減圧症治療や重症患者に対応することができなくなってしまった。日本高気圧環境・潜水医学会中国四国地方会が立ち上がり、これからもう1度盛り返そうとしていたところだけに残念であり、長年苦労して高気圧酸素治療を守って来られた先輩諸氏に申し訳なく思っている。
(齋藤憲輝)
平成25年度診療科別治療総回数 |
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診療科 |
総計 |
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整形 |
88 |
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泌尿器 |
35 |
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耳鼻科 |
28 |
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麻酔 |
10 |
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形成 |
7 |
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総計 |
168 |
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平成25年度疾患別治療件数 |
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疾患名 |
総計 |
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出血性膀胱炎 |
35 |
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突発性難聴 |
28 |
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左下肢蜂窩織炎 |
23 |
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右上腕三頭筋膿瘍 |
19 |
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左肩化膿性関節炎(MRSA) |
15 |
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右THA術後感染 |
15 |
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右脛骨腓骨開放骨折 |
12 |
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急性脊髄障害 |
10 |
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左足背創感染・難治性潰瘍 |
7 |
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左人工骨頭置換術後感染 |
4 |
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総計 |
168 |