整形外科
当科は、リウマチ性疾患、骨関節変性疾患、脊椎脊髄疾患、四肢・脊椎外傷、手外科、骨軟部腫瘍、代謝性骨疾患など運動器に関わる様々な疾患を扱っています。あらゆる分野に対応できるように各分野専門スタッフを揃えて診療体制を整え、山陰地方の整形外科医療を担っています。
外来
外来診療は、新患は月、水、金曜日、再来は月から金曜日まで毎日対応し、専門外来として、リウマチ性疾患、脊椎脊髄疾患、末梢神経障害、骨軟部腫瘍、股関節、膝関節、肩関節、手外科、スポーツ傷害、骨代謝(主に骨粗鬆症)を開設し、初診(主に紹介患者)・再診患者の診療にあたった。近年は,人口の高齢化に伴い,変形性関節症・脊椎性疾患・骨粗鬆症の患者数が増加している。平成25年度の新患患者は1,189名であった。
入院
整形外科・リウマチ科病棟は主として8階A病棟を使用しているが、患者の年齢、重症度を勘案して小児病棟、高次集中治療病棟なども利用している。
手術
平成25年度の手術件数は691件であった。前年度より増加している。手術部、麻酔科,救急災害科などの協力を得て、定期の手術以外にも重度外傷などの緊急手術にも対応している.
平成25年度 手術実績
骨折 |
76 |
脊椎 |
111 |
人工関節 |
104 |
骨切り術 |
13 |
骨関節感染症 |
3 |
手外科・マイクロ・形成外科的手術 |
80 |
関節リウマチ |
7 |
骨軟部腫瘍 |
46 |
関節鏡視下手術(膝・肩・その他) |
87 |
末梢神経障害 |
1 |
外傷・その他 |
163 |
合計 |
691(重複あり) |
今後の展望
先進的な治療を積極的に取り入れると同時に,地域医療により貢献するため,病診連携・病病連携体制を構築していきたい.
文責 岸本勇二