病理部

 病理部は病院内の臨床科より提出される病理検体の受け付け、標本作成、診断を行っています。平成23年度の件数は(1)組織診断(術中迅速組織診断557件を含めて):6993件、(2)細胞診断3527件、(3)病理解剖:32件でした。また当院以外からは、鳥取県立厚生病院の術中迅速組織診断(遠隔病理診断テレパソロジー)を鳥取県の専用インターネット回線を通じて、81件の診断を行ないました。

 医学部(医学科、検査技術学専攻)学生の教育、臨床実習を年間を通じて実施し、その業務の一部は医学部基礎部門(器官病理、分子病理)、脳幹性疾患研究施設の脳病理部門に分担していただいております。病理解剖の臨床病理検討会(CPC)は原則として全症例を対象に月に12回(水曜日午後5時から)のペースで実施しており、平成2$年度は17回でした。

 また島根県東部から鳥取県西部までの関連病院による病理解剖の依頼があり、地方医療の精度管理にも貢献しています。

 

 

病理部統計

 病 理 解 剖 件 数

区 分

平成20年度

平成21年度

平成22年度

平成23年度

平成24年度

死亡患者数

463

545

561

532

490

病理解剖数

27

19

24

19

32

剖検率

5.8

3.5

4.3

3.6

6.5

 

 

 

 

(堀江 靖)