脳とこころの医療センター

  複数科にまたがる診断や治療が困難な症例の臨床カンファランスを偶数月の第3月曜日に「脳とこころの医療センター」内のカンファランスルームで始め、順調に行われるようになりました。4科の医師と外来の看護師が参加し勉強しています。従来行ってきた中枢神経懇話会も奇数月の第3月曜日に行っています。
 平成24年4月より、「脳とこころの医療センター」の中に総合診療外来を設けて、頭痛、てんかん、うつ症状、認知症のように、どこの科を受診するかわからない患者さんの初診を診て、受診するべき診療科を決めるシステムを立ち上げています。その日毎に、4科から医師が出て 診療しています。自分の症状についてどこの科を受診したらよいか分からない患者さん、一般の開業医さんが、どこの科を紹介したらよいか迷うような症例、希望する科が初診を受け付けていない日に来られた患者さんなどにとって、この総合診療科はかかり易い診察となるはずです。ちなみに、精神科、脳神経外科は毎日初診を受け付けていますが、神経内科は月、水、金のみです。脳神経小児科は、月、水、金ですが予約が必要です。しかし、このシステムは機能しているとはとても言えません。もともと患者さんの数は少ないのですが、担当医師が総合診療外来を使用せずに自科で診てしまっているのが現状です。なお、改善努力が必要です。