ベットコントロールセンター

センターの運営委員は診療科(病棟医長、外来医長)、看護部(看護部長、副看護部長、看護師長、副看護師長)、事務(医療サービス課)からなり、経営企画課がサポートしています。

その目的は入院患者の速やかなベット確保と空床の公平かつ有効活用を図ることです。そのためにベットコントロール会議は毎日1回、センターの担当看護師長と病棟のグループリーダーが参加して行われ、空床状況の把握と満床病棟の病床調整等に関して話し合っています。

平成24年度は別表のとおり、病床稼働率の目標値を90%と高く設定しましたが、年末年始の関係で1月の稼働率は減少したものの、順調に推移して、最終的には89.8%と大変高い稼働率を達成できました。これはセンターが設定した目標値に対して病院職員が一丸となって努力した結果だと思っています。特に2月、3月は92%を越える高い稼働率で、大変なご尽力いただいたと感謝致しております。

ベットコントロールセンターの役割は近年重要度を増しています。そもそも当センターは病床の効率的運用をめざしており、結果として病床稼働率の増加につながっていますが、医療従事者が働きやすいように、さらに円滑に業務が遂行できるように、そして何といっても患者さんの利益を損なわないようにすることが重要であると考えています。ベットコントロールセンターは診療科の病床配分なども担い、病院運営においても影響力の大きなセンターですので、常に現場の意見に耳を傾けながら気配りのできる運営にあたって行きたいと思っています。

最後に上記観点からベットコントロールセンターは平成2571日に入退院センターへと名称が変わり、機能を拡充して、独立運用が始まっています。

                                             (中村廣繁)

表 平成24年度の病床稼働率(%)

年 度

4

5

6

7

8

9

10

11

12

1

2

3

合計

実 績

91.49

90.79

90.99

91.24

90.91

89.56

90.05

87.48

87.95

84.91

92.04

92.30

89.96

目 標

91.00

86.60

91.50

91.00

91.50

90.90

88.90

89.20

87.10

86.60

93.60

92.40

90.00

前 年

86.25

79.96

86.72

90.01

84.86

85.95

87.55

85.68

84.90

83.93

92.61

91.35

86.62