卒後臨床研修センター

本センターは平成14年1月に設置されました。センター長以下、センター長補佐1名、副センター長2名、センター教員18名で構成されています。本センターの役割は、卒後臨床研修の全ての事項について具体的な方策を練り実行することです。本センターの活動方針は卒後臨床研修委員会(以下研修委員会)で検討されますが、センターでは、学生・研修医の意見を集約し、臨床研修委員会に提案を行っています。

本センターには、(1)プログラム・評価(2)募集・マッチング(3)研修便り(4)研修医健康管理室の各専門部会が配置され、主に初期研修プログラムの作成・管理、研修医の評価、研修医の募集を行い、「将来、医療現場のリーダーとしてふさわしい安全・安心で、最高・最適な医療を提供できる医療人」の養成を目指しています。また、センター教官が分担して研修医一人ひとりのメンターとなり、定期的な面談を行うとともに、研修医の自己ストレスチェックも行いました。

以下に平成24年度の取り組みを記します。

     1)指導医養成講習会を平成24102728日に開催しました(共催:鳥取県臨床研修病院協議会)。受講者は33名でした。

     ) 鳥取県臨床研修セミナーを開催しました。

       第1回 平成24822日「ステロイドや免疫抑制剤をうまくつかうには?」 京都大学医学部附属病院内視鏡部 中瀬裕志講師

           2回 平成24921日「忙しい外来での資料法と鑑別診断の導き方」藤田保健衛生大学総合救急内科 山中克郞教授 

           3回 平成24118日「総合診療〜プライマリ・ケア症例検討会」名古屋大学総合診療科 伴 信太郎教授

       第4回 平成25228日「感染症診療の原則」サクラ精機(株)学術顧問 青木眞二氏

       第5回 平成2537日〜9日 講義・病棟回診・症例検討   コロンビア大学消化器内科 David D. Markowitz准教授

     3)卒後初期・後期臨床研修合同説明会を開催しました。(年2回)

       第1部では鳥取大学病院の関連基幹型病院と鳥取大学病院がプレゼンテーションを行い、第2部では、関連基幹型14病院と鳥取大学病院診療科(部)がブースを設置し、個別面談を行いました。

       第1回:619日 鳥取大学病院診療科(部)ブース設置数 22  説明会参加者 学生82名、研修医46

       第2回:1126日 鳥取大学病院診療科(部)ブース設置数 20 説明会参加者 学生78名 研修医41

     4)鳥取県地域医療サマーセミナーで、学生1人の見学を受け入れま

   した。

     5)卒後初期臨床研修プログラムの作成、公表を行いました。小児、産婦を初め外科、精神科、救急、関西たすきがけプログラムを作成しました。

     6)平成25年度の研修医採用面接試験を7月、8月、9月に各1回、計3回行いました。平成25年度の初期臨床研修マッチング結果は、本院は15名のマッチングでした。

     7)教育セミナー・総合プログラムを年間40回開催しました。

     8)平成24年度ベストレジデント3名と優秀指導医賞8名を選出し、表彰しました。

     9)平成24年度臨床研修修了式が平25327日(水)に行われました。今年度医科21名、歯科4名の件数医が初期臨床研修を修了しました。

     10)「卒後研修便り」の発行や、鳥取大学の学生と春(6年生)・秋(5年生)に面談を行い、卒後臨床研修の情報提供や学生の動向調査を行いました。

    

          その他臨床研修セミナーの開催、学外の臨床研修説明会、文部科学省「山陰と阪神を結高度医療人養成プログラム」平成24年度大学病院人材養成機能強化事業「女性医師のキャリアアップ強化に係わる交流会」などに参加しました。

                                             (山田七子 )