整形外科 概要
診療内容
整形外科/リウマチ科は、脊椎を含めた骨関節を扱っています。関節リウマチや変形性関節症などの関節疾患、頚椎症性脊椎症・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などの脊椎脊髄疾患、骨肉腫などの骨軟部腫瘍、骨粗鬆症、手根管症候群、肘部管症候群などの末梢神経障害、野球肩・前十字靭帯損傷などのスポーツ障害、骨折・脱臼・切断・脊椎損傷などの外傷性疾患を受け持っています。近年は、高齢化に伴い、変形性関節症・脊椎性疾患・骨粗鬆症の患者数が増加しています。
専門分野
診療科の特色
整形外科は運動器の疾患と障害を扱う診療科です。運動器とは、骨、関節、脊髄、神経、筋、腱、靱帯などのことで、歩く、走る、投げる、持つ、運ぶ、箸などを使って食事するといった生活動作に直結する重要なパーツです。代表的な運動器疾患・障害には、骨折・脱臼・捻挫、肉離れ、膝前十字靱帯損傷、椎間板ヘルニア、側弯症、五十肩、変形性膝関節症、骨肉腫、骨粗鬆症、関節リウマチなどがあります。小児から高齢者まで幅広い年齢層の方が受診されますが、高齢化の進行に伴い高齢者の割合が高くなっており、90歳以上の方に手術を行うことも珍しくはありません。日本は世界に冠たる長寿国ですが、一方で健康寿命は男性で72歳、女性で75歳くらいと言われており、平均寿命とこの健康寿命との差である9~12年は介護が必要になります。この健康寿命を延ばすことが整形外科の主たる仕事です。
特徴的な医療機器等
- 手術用ナビゲーションシステム:
脊椎、膝関節、骨腫瘍などの手術時にナビゲーションシステムを用いて正確な手術が可能となります。 - 脊椎支援ロボットアームシステム:
脊椎固定術の際に行う椎弓根スクリュー挿入をロボット支援下に行うことで、より正確で安全な手術が可能となっています。 - 誘発電位測定装置:
側弯症などの手術では脊髄損傷を起こす可能性があります。当科では手術時脊髄電位モニタリングシステムを用い、手術時の危険を回避しています。 - 関節鏡視下手術機器:
肩・膝などの大関節はもちろん、手などの小関節の鏡視下手術も可能なシステムを要しています。 - 超音波診断装置(エコー):
レントゲンやCTなどの放射線を発する診断装置の使用を最小限にする方法として超音波診断装置があります。腫瘍や関節リウマチに評価、関節注射・神経ブロックなどに用いています。 - 超音波刺激骨癒合促進システム:
なかなか骨癒合が得られない場合や、骨折後早期に復帰したいという希望に対応するために、超音波刺激骨癒合促進システムを導入しています。 - KT2000アルスロメーター:
膝十字靭帯断裂の定量的な診断のために、用いています。 - 骨塩定量装置:DXA法機器
骨粗鬆症診断のために骨粗鬆症で骨折しやすい部位を直接評価が可能です。
診療実績
診療実績ついては、こちらのページをご覧ください。
初診の場合
当院へ初めて来院される患者様へ
整形外科の受診には紹介状が必要です。
事前に診療予約をお取りすることはできません。
整形外科/リウマチ科への紹介状をお持ちの患者様へ
紹介元医療機関(紹介状を作成していただいた医療機関)を通じて、当院のFAX予約またはWeb予約をして下さい(詳細は紹介元医療機関へお尋ねください)。当院から紹介元医療機関に診療予約日程を連絡いたします。
当院の受診歴があり、整形外科/リウマチ科への紹介状をお持ちでない患者様へ
事前に診療予約をお取りになりたい場合には、整形外科/リウマチ科受付(0859-38-6582)へ電話にてお問い合わせ下さい(午後2時以降にお願いします)。
診療予約をされていない場合には、 診療をお受けできないことがあります。
再診の場合
予約のある場合
診察券をお持ち頂き、外来棟1階の自動再来機または再来受付窓口で受付を行った上で、外来棟2階整形外科/リウマチ科外来へお越し下さい。
診療予約を希望される方や診療予約の変更を希望される方は、整形外科/リウマチ科受付(0859-38-6582)へ電話にてお問い合わせ下さい。
前回受診から長期間経過しており、予約がない患者様
事前に整形外科/リウマチ科受付(0859-38-6582)へ電話にてお問い合わせのうえ、受診理由をお伝えください。