糖尿病 (1型、2型、二次性、妊娠糖尿病)

外来では約1000人の糖尿病患者の診療を行っており、そのうち約200人のインスリン注射管理を行っています。外来にて糖尿病療養指導士による療養指導、フットケアや透析予防指導などを行っており、積極的にインスリン導入も行っています。入院では教育入院を1週間と2週間のパスを用いて行っています。医師のみならず、看護師、管理栄養士、薬剤師、検査技師、歯科衛生士など他職種で糖尿病教室、個別指導を行っております。

ハード面では最先端の医療機器を積極的に導入しており、1型糖尿病の方には積極的にインスリンポンプ療法を導入しております。持続血糖モニタリングシステムと連動し、低血糖時に自動でインスリン注入の中断、再開を行う最新型のインスリンポンプ「ミニメド640G」の導入も可能です。

糖尿病の病態を十分検討することを重視しており、人工膵臓によるインスリン抵抗性試験、食事負荷試験によるインスリン分泌能試験を行っています。

糖尿病管理は周術期に術後の合併症を予防するため、非常に重要となりますが、当科では年間約500件の周術期の管理を積極的に共同診療で行っております。

以上、当科では最先端の医療機器・エビデンスに基づく診断・治療を心がけています。また、糖尿病では内科的診断・治療のみならず、外科手術での管理も重要ですので、患者さんが安全に、安心して手術を受けられるように努力しております。