10月10日(土)、鳥取大学医学部附属病院では、大規模災害発生時の対応力向上を目的に「多数傷病者受け入れ訓練」を実施し、職員250名と学生74名が参加しました。
今回の訓練では、震度5の地震が発生し、大型バスの横転事故によって多数の傷病者が救急車や徒歩で次々と来院する状況を想定。
院内に災害対策本部を設置し、被災状況の把握や診療体制の維持・構築を進めるとともに、傷病者の緊急度や重症度に応じて治療の優先順位を判断する「トリアージ」や、各診療エリアでの対応など、一連の流れを確認しました。
模擬患者や家族役を務めた医学部・看護大学の学生たちは、けがの症状だけでなく、災害に直面した際の不安や混乱などもリアルに表現。医療者にとって、迅速かつ的確な対応に加え、災害時の患者さんやご家族の心理にも配慮する重要性を再認識する機会となりました。
また、災害時医療の相互支援協定を結ぶ徳島大学病院とも連携。インターネットが使用できない状況を想定し、衛星電話による情報共有を行ったほか、今年1月の地震で浮き彫りとなった課題を踏まえ、病院機能の維持や入院患者さんへの食事提供などについても検証しました。
当院では、今回得られた成果と課題を今後の災害対策に生かし、関係機関との連携を深めながら、災害時の医療提供体制のさらなる充実に努めてまいります。


