令和7年9月18日(木)、光免疫療法(アルミノックス治療)と免疫チェックポイント阻害薬併用療法に関する記者説明会を開催しました。
はじめに、耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野の藤原和典教授が挨拶を行い、その後、頭頸部診療科群の小山哲史講師が同併用療法を評価する治験について説明しました。さらに、アルミノックス治療に用いるデモ機を使用しながら、治療法の仕組みや特徴について具体的に解説しました。光免疫療法(アルミノックス治療)は、特定のがん細胞をターゲットとし、光を照射することでがん細胞を破壊する新しい治療法です。本治療法は2020年に国内で承認されており、現在ではさらに多くのがん種への応用を目指して研究が進められています。
今回の治験は、光免疫療法と免疫チェックポイント阻害薬を組み合わせることで、治療効果を高めることを目的としています。現在の標準治療である薬物療法と比較し、患者さんの生存期間や治療効果を評価するものです。
当院では、患者さんにとってより良い治療選択肢を提供するため、こうした先端的な治療法の研究や臨床試験に積極的に取り組んでまいります。


